「いつ伝統工芸展やめるの?」

最近よく聞かれる質問
「いつ伝統工芸展やめるの?」
この質問にはたくさんの意味が含まれていると思っていて、
考える部分も多いのです。

結論から言うと
「やめないよ」と言うのが僕の答えで
そこには、高校時代からもつ憧れや
やっぱり、伝統工芸展のフィールドで戦ってゆくことの意味というのも感じています。

ただ、全体的に美術に携わる人の公募展離れも進んでいること
発表の場が公募展のみだった頃から個展やアートフェアなど加速する過渡期に公募展制作が時間と制作資金の大半を公募展に向けることは、死活問題にもなってきます。
側から見たら「公募展の旨みとはなんだ?」となるのは当然です。
特に海外から見たら、独特の進化を遂げている公募展は
「ガラパゴス化した工芸のカタチ」にしか見えないでしょう。

確かに、大きな公募展になると、その歴史は半世紀以上になっており
発足時の先輩はすでになく、その次の次の世代となっています。
当然、意識も黎明期のそれとは違うし、それが美術の当然の流れといえばそうなんだけど、
「じゃあ、本当にその先に光はあるのか?」というと
そうじゃない部分もたくさんあって、迷うんです。

でも、やっぱり自分の限界の少し先のものを作りたくなる場として考えれば理想的だし
それだけでも意味があると思うのです。

「いつ伝統工芸展やめるの?」という問いには
「日本基準の造形から脱しろ」というメッセージも含まれていて
それを見せる準備はずっと前からしています。
最高の蒔絵表現を圧倒的な造形で作ってみせますよ。

とにかく
「やめないよ!」

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