覆うこと

外を歩いている時「ああ、綺麗だなー」って思える時ってどんな時でしょうか。
例えば、冬だと
朝、霜が降りた公園の草に朝日がキラキラ
音もなく舞い散る雪に覆われる街並み
短い昼間の斜めから入る光が陰影をハッキリうつすようす。

僕はこういう光景に「ああ、綺麗だなー」って思います。
この感動には共通点があって、それは日常に少しの違いが生まれた瞬間
霜も雪も日常を少しだけ変えているだけだけど、それでもなんか美しい。(豪雪地方は少しじゃないか。。)
夕方の短い時間もやけに日常を赤く、そして陰影をくっきり見せてくれる。

で、気づいたんです。
僕の感動ポイントは、覆われている状態なのかなーって。
あまりにも抽象的かもしれませんが、例えば、女性がジュエリーをつけるとその女性もジュエリーも美しくなるようなもの。
日常にちょっとしたベールがかかることで、いつも見ていたものも少しだけ違う視点で見えることがあって、それに美を感じています。
つまり、「何かが日常や見慣れたものを覆っている状態に反応しているのかも。」と感じたのです。

最近僕の作品は特に過剰装飾的になっていますが、それも覆う感覚を表現しているとも言えます。
作品に美をまとわせているような感覚です。

時代がどんどんシンプルな方向へ向かう中、日常に圧倒的な美を纏うことが僕の物作りの根源だったのかな
冬の朝の散歩道でそんなことを感じました。

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