中堅へ向かう

歳をとることは避けることはできないし、キャリアと関係なく新人からベテラン、中堅となります。
これは一般的な仕事と同じく作家も同じで、中堅作家となって行きます。

工芸の世界は45くらいまで若手と言われますが、来たるべき中堅作家時代のために今できることは何かと考えます。

と言うより下の世代が学生を卒業して10年分人材がいるのだから、もはやベテランみたいな姿勢で戦ってないと、一瞬で消えてしまうと思っています。

ところで中堅の戦い方とはどう言うものなのか。
はっきり言ってしまえば「値ごろ感がなくなる」年代だと思います。
新人じゃないし、ジワリと作品価格が上がって、そして下げられなくなる年代。
この時代をしてなお「買いたい作家」でいられるかが作家人生中盤のキーポイントでしょう。

さて、この「値ごろ感」なぜ失われてゆくのだろうか。
僕は作品のコレクションもしてるのでこの「値ごろ感」には敏感でいたいと思ってます。

若手の頃にあった値ごろ感が無くなるのは単に価格が高くなるからとは別の理由があるのでしょうか。
最近思うのが、注目の若手作家が勢いを保てなくて価格帯が見合わなくなる場合。
今も同年代から若手をずっと見てると如実に勢いがなくなっていく人がいます。
「あれ?」と思うのは

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