仕事を選ぶ

クリエイティブな仕事の悩みの中で
「タダでして」「友達だから安くして」
「失敗作をちょうだい」と言われて困る。という内容のウェブ記事をよくみます。

実は僕、こういう無茶振りをされたことがなくて
この手の記事を読むたびに「仕事を選べばいいのに」と思っていました。
つまり、作り手に不利な仕事と、そういう無茶振りしてくる人は付き合わなくていいと思っていました。
作品制作って生きてゆくために必要な
衣・食・住のどれにも当てはまらなくて、極端に言ってしまえば
無くてもいいものです。
だから、どうしても立場が弱くなってしまったり
無理を聞かなきゃならない場面が増えてしまうのも、ある部分ではうなずけます。

ただ、先にも書いた通り
僕は変な仕事と変な人と全く関わらずに活動してきました。
ある意味で仕事と人を選んできたとも言えます。

ところが、
この仕事を選ぶということに次の段階があるような気がしてきました。
それは「したい仕事も選ばないといけない」ということ。
魅力的なオファーや出会いがあると、どうしても参加したくなります。
でも、自分が作ることのできる作品には限界があって、
その都度成果を上げないと、これまでの積み重ねが無駄になってしまう恐怖にとらわれます。
それだけは絶対に避けたい。

なので、これからはさらに仕事を選んでゆこうと思います。
ただし、作品の質は上げてゆきます。
すごいの作っていきますよ!

でも、作ってるのは生身の人間なんで
毎日吐き気と戦いながら作ってます。

誰か一緒に制作参加してくれるスタッフはいませんか。