吉備高原学園のすごい伝説

我が母校全寮制普通科「吉備高原学園高等学校」通称「キビ」
今まで何度も書いてきましたが、今回もキビネタです。

キビはたくさん面白いところがあるのですが、
卒業してみて「すげーな」と思い返す事があります。

それは、、
修学旅行です。
修学旅行が海外です。しかもアジアとか近場ではありません。
アメリカです!
(ちなみに希望で海外組と国内組に分かれます。僕は迷わず海外へ)
細かな日程は覚えていませんが
滞在地を記してみます。

シカゴ
ニューヨーク
カナダ
カリフォルニア
ネバダ(ラスベガス)

このような日程でした。
アメリカの東西を横断して、さらにカナダでホームステイまでします。

各地ではいわゆる名所を回ります。
アメリカ的な主要な観光スポットは一応回っております。
すごい日程です。何日滞在していたかは覚えていませんが、二泊のホームステイ以外は常に移動していました。

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さて
大人になってみてツッコミたいところが一点。
それは。

なぜ高校生をラスベガスに連れて行った?

ラスベガスって、ホテルの一階がカジノなんですよ。全てのホテルにカジノがついていると思います。
とうぜん未成年はギャンブルできません。
ホテルに到着する前先生が熱心に
「カジノに行ってはいけません」と言ってるんですよ。「え、でもホテル自体がカジノですやん」とツッコミたくなる。
さらに
「凝視しているだけでも連行される可能性があるから、下を向いて一気にカジノフロア通り抜けろ」とのこと。
想像してみて下さい。うつむいて小走りにカジノを通り抜ける高校生の集団を。

しかし、
ラスベガスのエピソードはそれだけではありません。
旅行中は日程がかなり詰まっていたので自由行動がほぼなかったんです。
ユニバーサルスタジオ以外なかったように思います。
ところが、例外がありました。

そう。ラスベガスです。
日程にラスベガスの自由行動が含まれていたんです。

しかも。
夜!!!!

なぜラスベガスの夜に高校生を解き放った!!??

面白すぎます。


さて、そんな修学旅行ですが、何の事件事故もなく帰ってきました。
はっきり言って楽しい思い出しかありません。

そして、僕たちは3年生になって最後の1年の寮生活を過ごしていました。

その年の9月11日にニューヨークのビルに飛行機が突っ込みました。
遠い国の事件でしたが、僕たちの寮もテレビの前で騒然となりました。

僕は修学旅行以降アメリカに特別な感情があったので、その衝撃はとても大きかったです。
そして、自分たちが歴史の大きな動きの中にいる事を感じました。

いろいろな事が世界各地で起こっていたのだとおもいますが、その年の9月11日以前はもう少し世界は平和だったように思います。
時間をかけてでもいいから世界がもっと小さくて平和になる事を心から望んでいます。

(現在のキビは海外修学旅行はグアム旅行に変っています。)

また、高校生がラスベガスのネオンの下を闊歩できる時代が来たら良いな〜