展覧会のご案内 「根本曠子 漆芸展」

3月22〜28日

以下日本橋三越ホームページより引用

1965年東京藝術大学大学院修了。日本工芸会正会員。
蒔絵・螺鈿と共に、薄い和紙に施した繊細な切り絵を器に貼り、漆で透かして文様をつける独自の技法で高い評価を受けています。
本展では日常のうつわから、茶道具、酒器、アクセサリーなど、多種多様な新作を展覧いたします。
ギャラリートーク
■3月25日(土) 午後2時~


根本先生は学生時代の恩師です。
優しい肌合いの作品は、日常に使うことをイメージしやすく、思わず手にとってみたくなります。
その独特の肌合いは、薄い和紙に漆を染み込ませ、切り絵のように細かな文様を切り出して作ります。
多彩な色漆と螺鈿が優しく馴染んだ表現は、根本先生にしか出せない表情です。

根本先生の制作を見ていると、
「作家はこのように生きて行ければなあ」と感服します。
何よりも、楽しそうに作業をなさっている。
母としても奥さんとしての生活もしっかりこなして今に至る。
家族の皆様に理解されながら制作されているのがわかります。

根本先生は僕が元気がなかった時にこう言ってくれました。
「漆の仕事は人を幸せにする仕事だから、作っている本人も幸せにならないとだめなのよ。」
うまくできているかはわからないけど、その言葉に救われました。

日本橋三越本店 本館6階
美術画廊で28日まで。

(最終日は午後5時閉場です)