未来に向かって小さく始めて大きく育てる

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経験も人脈もお金もない状態で何かに挑戦して、成功するためのコツがあるとしたら
小さく、スピード感を持って動くことです。
これはいろんな伝記を読んでいて気づいたことです。
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ナイキ創業者 フィル・ナイト

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どのような業界でも、大手に立ち向かうのはかなり難しい。
資金力とか、人脈やノウハウが蓄積されている強敵に無課金状態で立ち向かうようなものです。
だから同じことをせずに、アイデアと時間を味方につけて、
未来に向かって小さくそして、スピーディに活動することを、僕の作家活動の指針にしてきました。

テコの原理のように
小さな力で大きなものを動かすようなイメージです。
僕が行ってきてよかったと思うことを2つ紹介します。

○まず1つ目はブログです。
ブログにお金はほとんどかかりません。サーバー代が年間で数千円かかるだけ。
アメブロやライブドアブログなど、外部サービスを利用すれば無料です。

具体的に良かったと思えることは、
芸術領域としての認知が低い漆芸に関して十分に発信できるメディアを作れたことです。
もちろん作品発表に勝る表現はありませんが、
生身の人間として、どのように作品が作られ、現代をどう捉えながら未来を作ってゆこうとしているのか、
言葉にしたいこともたくさんありました。
それを更新しています。


○紙媒体を作る
前回の個展「ー光をめぐるー」という展覧会で
僕は図録を制作しました、無名の新人の初個展のようなもので。
百貨店が図録を作ってくれるわけもないです。
だから自分で出版社を立ち上げて全てを自分たちで作り上げました。
出版社を立ち上げるまではしなくて良いと思いますが、紙媒体は美術と相性が良いので、できるだけこだわって良いポイントだと思います。

小さな力でスピーディに、かつクオリティの高いものを作るポイントは
○写真の質
○信頼できる友人と一緒に
○クラウドソーシングを使う
○技術力の高い印刷会社を探す

上記の4点です。
まず、写真に関しては、10年以上撮影をお願いしていた
アローアートワークスの中嶋さんに作品が完成したらその都度撮影をお願いし、
作業撮影は星野裕也さんにお願いして、満足のいく画像を揃えることができました。

画像を元に紙媒体に編集するのは友人に協力してもらって
ともに作り上げてゆきました。

クラウドソーシング(ウェブ経由で仕事を依頼する仕組み)で校正を依頼し
印刷会社にデータを納品して図録を完成させました。

このように最小限の力で納得ができる図録を作り上げることができたと思っています。
ノウハウがないから、一から勉強することは多いし、失敗の可能性もあったけど、小さく始めても良い結果が得られる体験でした。


毎日の小さな活動も
色々な方向から眺めて、常に前進を続けたら未来をより明るくできるはずです。