漆に生きる日々は京都へ向かう

池袋西武での個展を終えると、僕の活動の本拠地は京都へ移ります。
現在新設工房建設のために、いろいろと活動をしていて、京都と埼玉を行ったり来たりしているんです。
なぜそのような流れになったかというと、京都の企業さんの協力を得て
活動の拠点を京都に移してはどうか?という提案をしていただき
僕としても心機一転環境を変えようと思ったからです。

工房の建設は現在、今ある建物を解体する段階です。
先日解体場所のお清めを執り行ってもらいました。

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京都工房は大まかに作業部屋を4部屋設けています。

第1作業部屋
蒔絵メインの作業部屋で僕が作業するスペースです。
蒔絵の制作に適した小さめの部屋で、収納スペースをたくさん設けた設計です。

第2作業部屋
スタッフと協力して制作する部屋です。
少し大きめで漆を乾かすための漆風呂と大きな収納が特徴です。
水場もこの部屋にあり、仕事塗りと研ぎのメインの部屋になる予定です。

第3作業部屋
ここは教室のための部屋にしようと思っています。
京都で漆を学びたい人のために教室を開講しようと思っています。
漆の作業って時間がかかるけど、とても楽しいので多くの人に漆に出会ってもらいたいですね。

第4作業部屋
唯一1階にある部屋で、機械が入ります。
あとは下地作業のあら仕事や、木工仕事はこの部屋で行います。

完成してみて、実際に仕事をしてみないとわからない部分はたくさんあると思いますが、
漆専用に作る工房なので、使い勝手は良いと思っています。
伝統のある京都で1から工房を建設するという夢のある話だと思ってワクワクしてます。
漆文化の発展の一助となればと思います。