ブランディングしない

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こんにちは漆芸作家の浅井康宏です。
今日はブランディングについて思うことを書こうと思います。

プロローグ
本屋に行くと「ブランディング」に関する本がたくさん売っています。
それほどブランディングに興味がある人は多いということです。

そもそもブランディングとはどのような意味なのでしょうか。
ブランドに対する共感や信頼などを通じて顧客にとっての価値を高めていく、企業と組織のマーケティング戦略の1つ。

(wikipediaより引用)

何冊も本が出ていて研究が進められている分野だから
まとめにくいけど、価値を広め顧客価値を最大化させる方法という解釈で理解しています。


実は僕、ブランディングというのがあまりいいことだと思っていません。
特に工芸においてのブランディングがどうも苦手なのです。
「伝統工芸もブランディングして認知を広めよう」というのはよく聞くのだけど
「ストーリーと表面を繕って売れやすくしよう」という言葉を知的に耳障りよくしているだけに思えるからです。


ブランディングの最終目的は
「そのブランドの価値が認知され信頼を得られた状態を作る」ことだと思うんだけど、
おそらくブランディングの本は
「10年間製品クオリティを上げ続けて信頼を築き上げよう」ということよりは
メールを使って認知を上げることや、社会貢献によりブランドイメージを定着させよう
といった表面的な方法論が中心なのではないでしょうか。




そもそも最も優れた製品にはブランディングは必要ないのか?

ブランディングの本質とは
方法論ではなく、外に向かう表面的なメッセージではなく
最高品質に向かう内側への向上心ではないでしょうか。

伝統的なブランドに
品質はそこそこで表面的な戦略で勝ち残った例はあるでしょうか。
大量生産の方向性に走ってコマーシャル的な活動に重点を置く場合はあるかもしれないけど、
最初のコンセプトには精神性が宿っているはずです。

そこにはストーリーがあって
品質が持つ信頼性が新たな顧客との関係を育んできたはずです。

つまり、ブランディングとは
信念と時間をかけたクリエイティブがなせることのように思います。


最近ネットとかSNSの発信が誰にでもできるので
しばらくは発信力がある人が知名度を上げる流れがより顕著になると思います
だけど一周回って発信力が織りこまれた実力社会が訪れるように思います。

表面的なブランディングではない
精神性の宿った圧倒的な作品を作ること
表現者として自分の言葉を発し続けること
それが結果的にブランドみたいなものになると思っています。


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