作品の制作期間はどれくらい?

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「一点の制作期間はどれくらいですか?」
よく聞かれます。

僕の答えは
○小さな作品は半年くらい
○大きな作品は2年くらい


ただ、一概に制作期間といっても、
下地、塗りまでの期間や乾かしている時間なども含めてトータルで上記の制作期間となります。
例えば、
小さい作品なら下地や塗りに3ヶ月
加飾に入って3ヶ月
トータルで半年間かけます。

最近の制作内容は加飾に、より時間をかけていて、
○大きい作品の加飾に1年
○小さい作品の加飾に4ヶ月から半年かけています。

下地の時間は加飾に要した時間と同じくらい必要なので、
およそ2倍の時間が必要になってきます。

取材とか構想期間を含めると
もう少し長くなります。
温めておいたアイデアを数年越しに作品化することもあります。
また、過去の作品の加飾を削り落として、新しく作り直すことも多いので
そういった制作の場合、何年もかけて制作し続けることになります。

現在工房体制のもと僕も含めて三人で制作しておりますが、
大小の作品を合わせて年間5作品から8作品の完成を目指しています。

信頼できる方に木地制作と塗りをお願いできるようになってきたので、
工房では蒔絵を中心に作業を並行させています。
2021の個展までに幾つの作品を完成させることができるでしょうか。

この作品は塗りに3ヶ月蒔絵に3ヶ月くらい

箱物は塗りに一年蒔絵に一年くらい

複数の作品を並行して作ってゆきます。