売れるまでに時間がかかる理由

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こんにちは漆芸作家の浅井康宏です。
今日はなぜ美術の世界では売れるまでに時間がかかるのか、今僕が考えていることを書きます。

実は同時代でいい作家はたくさんいると思うんです。

でも実際「売れている」状態の作家って少ない。専業で作家を続けるのって難しい。
売れるとか売れないみたいな過去記事はこちら売れる作家と売れない作家に書いたので気になる人は見てください。

売れるとか売れないとか美術の世界ではどうでもいいと言われるかもしれませんが、
僕は作家という職業を選んで生きているので、一作でも売れないと即退場という世界観の中で生きているつもりです。
それで、物が売れる理由というのをいっぱい考えてきたんです。
たくさん本を読んできたし、実地で考えたこともたくさんあります。

それでひとつ教訓があるとすれば
「時間を味方にすること」だと思うのです。
よく考えてみてください。
好きだけど、歌手の名前を知らない曲ってありますよね。(鼻歌で歌えるけど誰が歌ってるんだろ?みたいな)
好きだけど画家名知らない作品っていっぱいありますよね。(この絵教科書に載ってるけど、誰が描いたんだっけ?)

上記の状態であるうちは、CDをかったり画集を買ったりしませんよね。
「〇〇の新曲いいよね!」とか「〇〇の新作漫画面白そう」と言って初めて購買行動に出たりします。
まあ、CDとか漫画なら衝動で買えるかもしれないけど、作品となるとそうも行かないことが増えてきます。

つまり、芸術的な感性って実は瞬発力ないと思っていて
何かを認識するまでに何度かその物事を通過しないと、〇〇をリアルに認識できないのが人間です。
逆に言えば、何度も誰かの感性に接触する機会があれば覚えてもらえる可能性が上がります。



テレビCMもきっと何度も出会うことで覚えてもらう役割を果たしているんです。
ソフトバンクのCMは興味なくてもなんとなく覚えてしまっているし、いろいろなシーエムソングを口ずさんでることもあります。

たぶん僕たち人間は生きる以上の情報を認知するまでにある一定の接触を必要とするんです。
なので、きっと表現を伝えるには時間がかかる。でも時間を味方につけることができれば可能性が広がります。

何年もひとつの物事に触れて、課題が突きつけられたとき、
どうしようもない魅力に取り憑かれたりします。
美術家が売れるまでに時間がかかるのは、その思想が共有されるまでに時間がかかるからだと思います。
思想を伝えるためには時間が必須なのかな。


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