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こんにちは漆芸作家の浅井康宏です。
今日は僕たちの日常は、他の人から見たらちょっとオモシロイかもという記事を書きます。

プロローグ
きっかけはこのツイート

【漆を濾すだけの動画】

これが癖になる程美しいんですよ。 pic.twitter.com/60YJ1qfIbl

— 浅井康宏 (@Yasuhiro_Asai) September 8, 2020

タイトル通り
「漆を濾す」作業の動画、漆の中にあるホコリを濾紙でこしているだけです。
何百回もやってるこの作業は僕の日常の風景です。

だけど、初めて観た人には新鮮な驚きがあったのかもしれません。
「漆って濾して使うんだ」
「たれてくるところが綺麗」
という感想を持たれたのかと思います。

さて、こういうことって実はたくさんあるのかもしれません。
別に工芸に限らず、仕事の上での日常が誰かにとっては新鮮だったり。
実際の成果物を届けるということと、その過程を伝えること。
それがどんどん簡単になっているのが現代ですよね。

動画も写真もスマートフォンで撮影してアップロードまでできるので
表現の中に織り込める。そしてそれが面白かったりするようです。

だって、漆を濾す動画が2万1000回見られて、1000を越すいいねがつきました。
何年もやってると、途中の工程なんか当たり前でも
そこには誰かの発見や感動があるはずです。

物にまつわるストーリーは僕たちの日常にあるようです。
動画時代の面白くて美しい制作過程のお裾分けでした。

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