金箔を貼る

日本の金属加工技術はすごい
金箔の薄さは1万分の1〜2ミリだというのです。
これが伝統的に作られてきた日本の金箔厚みです。海外にも金箔はありますが海外の金箔はもう少し厚いのです。
黄金の国と呼ばれたのもこの卓越した金箔製造技術と蒔絵の技術があったからだと思います。
貴重な金をより多くの面積に用いる事においては、現在でも日本が最も優れているでしょう。

螺鈿の技法に伏彩色(ふせざいしき)というのがあります。
これは薄くスライスされた貝の材料の裏から色をつける技法の事を言います。
伏彩色には、色漆や各種金属粉、金属箔をつかいます。
今回はちょうど金箔の伏彩色をおこなったので画像をアップします。
金箔はよく聞くと思いますが、工芸家がつかう箔がどのようなものかあまり見る機会がないと思います。
包みなどのなかなかあじがあってかっこいいのでご覧ください。

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このようなパッケージです。
箔にもいろいろ種類があり、銀箔やプラチナ箔、それに合金比によって名称が変わります。
今回は24金の一号色をつかいます。他にも18金のような青っぽい色味をつかう事もあります。

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中身はこのようになっております。
ていねいに1枚ずつ薄紙に挟んだ状態です。
これに少量の水をつけて箔ばさみという竹製のはさみで1枚手に取ります。



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表面は金色です。
1万分の1ミリと言えどもこの輝きです。
当然薄いので息を吹きかければ飛んでゆきますし、手でこすれば消えてなくなります。
慎重に扱います。

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今回は貝に貼るので貝の大きさにカットします。

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このように貝に漆を摺り込んで金箔を貼ります。
二日にわけて二枚重なるようにはって伏彩色が完了します。
貝の輝きの奥に金箔の金色が映えて美しく光ります。
貝の他に鼈甲にも伏彩色をおこないます。

作品を見る機会があったらぜひ貝の裏側にどのような細工がされているかチェックしてみて下さい。


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