「芸大おじさん」「ギャラリーストーカー」迷惑なお客さん

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美術系の人をフォローしてると流れてくる
「芸大おじさん」と「ギャラリーストーカー」
名称を目にしたらすぐ思い当たる人も多いのではないでしょうか。

ギャラリーとか百貨店には
それぞれ有名なお客さんが居ます(悪い意味で)

特に、若い女性作家は嫌な思いをされているようです。
「芸大おじさん」と言うのは、別に芸大、美大を出たおじさんではなく、
個展やグループ展に来て女性作家を食事に誘ったり
二人きりで話そうとする人。変な美術マウントを取ってくる人ですね。
「ギャラリーストーカー」とは字のごとく。

ツイッターでは悪質な内容も散見できます。

僕は男なので、コワイ目にあったことはありませんが、
それでも展覧会の会場にいると「!?」と思うお客さんもいます。
どのような人かと言うと

その1
説教をしてくる。
そこまで強烈な説教をされたわけではありませんが、
「手軽な安いものを作りなさい」とか
ギャラリートークの後に「〇〇の説明もちゃんとしなくちゃダメでしょ」
とわざわざ肩を叩いて言われたりします。
知らない人にいきなり注意されるのは、びっくりします。

その2
自分の話ばかりする
自分の話を延々とし続ける人がいます。
ほとんどの場合美術の話では無いので、聞いていて辛いです。

その3
作家がいることを知らずに作品の悪口を言う。
二人組で来ている人に多いのですが、
「うわ、高い」とか
「こんなのすぐ作れそう」など。
別に傷つくことはないけど、「後ろに作者がいますよー」と言いたくなります。



上記の3例、共通していることがあって
まず美術を楽しみに来てくれていません。
美術ファンを自称しているのかもしれませんが、作品を見ていない場合がほとんどです。

画廊としても実害はなくても、上記の人が来たら、
「浅井さん電話がかかってきましたので奥へ」とその人から引き離してもらったことも数回あります。
ギャラリーや画廊は美術を楽しむ場所です。
作家もお客様と話す機会を楽しみに在廊しています。
だから人間同士のマナーはしっかり意識して欲しい場面があります。

このブログを読んでくれている人に「芸大おじさん」がいる可能性は低いです。
理由は漆や僕の考えを知ろうとしてくれているからです。

人を惹きつけて、自分の意見を言いたくなると言うのも美術の魔法の1つなので
ある程度は仕方ないのかもしれません。

そうは言っても「芸大おじさん」は全体の1パーセントもいない。
少ないだけに目立ちます。


ここまでは嫌な話をしてきましたが
作品の話とか感想を聞かせていただけるのは嬉しいのです。
会場でお会いした際にはぜひお聞かせください。