ブログが続く理由

自分で言うのもどうかと思いますが
こんなに続くと思わなかったブログも一年半書いてきたことになります。
今では日課となり(休む日も多いけど)楽しく書いています。

僕がブログを書き始めた間にも漆関係の人や美術関係の人がブログを始めたりしています。
でも、辞める人も多い。
わからなくもないです。そりゃあ日々忙しいのに、時間を作ってコツコツ記事を書くのは
場合によっては苦痛ですよ。
「よく毎日書くことがあるね」と言われますが「書く事無くても書く」って決めちゃったから日々の気づきを文章にしているわけです。

さて、ブログを続けることができない人となんだかんだで続けてきた僕には少しだけ違いがあったように思います。
それは、、、
その1
真面目に書くと続かないからテキトーに書く。
読んでくれている人に失礼ですが、当初の目標は適当に長続きさせることでした。
だから、最初の方の記事はものすごく短い記事が多かったです。
「それならツイッターでいいんじゃない?」ってくらい短いし適当な記事でした。
一方、続かない人は、頑張りすぎています。
とても内容が充実していて、写真もあってデータもしっかり。
でも、それって疲れてしまいます。
僕もたまには真面目なこと書こうと思うけど、疲れてしまうから80パーセントは気を張らなくて書けることを書いています。

その2
普段使ってる言葉で書く
文章だから、誰かに読まれるから
しっかりした文章を書きたくなります。
その誘惑に負けないようにしています。
〜〜である。〜〜だろう。
論文みたいな文章を書きたくなります。
でもそれをしません。
自分のことを「私」と書きたくなりますが、普段「僕」を使っているので
そのままの話し言葉で書くことを心がけています。
理由は、自分じゃない言葉を使っても意味がないし、何より疲れるからです。
ブログはリアルな自分の表現の場なので、知的に見せたい衝動を必死に抑えています(笑)

その3
間違いを気にしない
僕のブログ、誤字脱字がすごく多いと思います。
ごめんなさい、でもこれからもなくならないと思います。
最初のうちは、たくさんの方がメールで「ここが間違ってるよ」と親切に教えてくれました。
現在では程よく諦めてもらっているのか、「まあ、こんなもんだわな」と思ってもらえてるのか
誤字の指摘をいただけなくなりました。
でもそれは、僕のブログを読み慣れていただけていることなのだと無理やり解釈しています。
誤字脱字には気をつけていますが、あったらそれも楽しんでください!

最後に
個展に来てくれた方から「ブログ読んでます」とお声かけいただけました。
それがとても嬉しかったです。
先輩風吹かせたり
上から目線だと思われるようなことも書いているかもしれませんが、
脚色しない生身の自分を表現したいと思っています。
「漆芸作家」という一般的に聞いたこともないような職業の人間の生の声
それがこのブログ「漆に生きる日々」です。

生きているといろんな顔を持っていなければならないけど、
「ブログくらい本音でもいいんじゃないか」という発想が
僕がブログを書き続けてこれた理由かと思います。