仕事におけるお金をかける部分とケチる部分

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こんにちは漆芸作家の浅井康宏です。
今日は仕事の場面でお金をかけていい部分と、ケチった方がいい部分。僕なりの基準を書いてゆきます。
僕の基準なので参考になるかわかりませんが、お金をかけた方がいい部分は結果的にプラスになりやすいと思っているので、
参考にしてもらっても後悔は少ないかと思います。

まず、お金をかけていい部分

1、道具
これは仕事道具なので、割と最初から最高のものを買って良いと思います。
僕の場合、筆、刷毛などです。
手技の道具っていい道具を使ったら80パーセントの技術が95パーセントに上がるというわけではなく、
平均的な道具と良い道具で現れる違いなんて数%くらいなんです。イメージとして98パーセントの技術を持っていて
道具のコンディションを整えることで99パーセントになるようなものです。
だけど、良い道具を使うと上達が早くなるのは確実です。

僕の場合漆芸ですが、他の分野にもある程度当てはまると思っています。

2、機械
意外に加工機会やpcなどを買うのが好きで
直線を切る帯鋸だったり、切断を行う丸鋸って手斬りより早くて正確だったりします。
この辺りでいいものを買っておくとびっくりするくらい長持ちするし、作業時間の短縮になる場合が多くてお勧めです。
PCやデバイスも古くなって動きが遅くなるとストレスなので、必要に応じて買ってゆきます。
ちなみに工房にはPCが5台あります。加工機械やカメラそれぞれに設置して専用機にしていたりします。

3、撮影機材
これは多少趣味も入っているような気がしますが、
僕は美術作家なので、日々の制作を記録するときや動画の配信はできるだけ綺麗な画像を作りたいと思っています。
なので、カメラはいわゆるフラッグシップモデルを使うようにしています。
だけど現行の一番新しいモデルは高いので、ひとつ前とか、その前の最高機種を使ったりしてます。
映像が本業なわけではないのでこの辺りで十分かなと。

3、人
人にもお金を払いたい部分だと考えていて、
ホワイトな体勢と社会保障もしっかり完備しています。
これは個人の作品水準はもちろん、業界全体の水準を上げるために、まずは製作者の人数を増やすことが必要だからと考えて行動している結果です。


ケチる部分は

1、固定費
電話とか電気代は必要だけど、見直せば安くなったりするので
ネットのプランを見直したり、電気をこまめに消したりしています。
小さなことだけどネット、固定電話、スマートフォンを含め使用状況を最適化したら安くなったりします。

2、消耗品
工房ではエタノールやティッシュを大量に使います。
アマゾンの定期便を使って安く買ったり
大量に買うことで少し安く大量に保管するようにしています。

実際、近くのドラッグストアなんかの方が安い場合もありますが、
ここでケチるべきは数十円ではなく買いに行く時間なので
安く大量購入してストックするのが今のところベストだと思っています。

3、宿泊費
出張に行った際、宿泊はできるだけ安いホテルを使うようにしています。
疲れが出ない最低限のホテルだったらいいかなと思っています。
カプセルホテルは眠りが浅くなるので、数回の利用でやめました。

20代の頃は夜行バスを多用していましたが、これも疲れが取れないので
最近は新幹線移動にしています。


上記のように
時間を得られるもの
成果が得られるものに対してお金をしっかり使う。
当たり前ですが、制作費もかなり多くのお金を使っています。
あと、作品集の出版も作品制作だと思っているので、無理をしてでも良いものを作ろうとしました。

消耗するもの。定期的に必要になるものに関してはしっかりケチるという方針で
活動を続けています。