展覧会のお知らせ 「柴田克哉 うるし展」

日本橋三越で柴田先生の個展です。

柴田先生は現在、播与漆行でうるし教室を教えています。
物腰が柔らかくてとても優しい先生です。
僕は直接教わっていませんが、個展を拝見したり
教室を見学させてもらったり、たくさん話す機会がありました。

柴田先生の作品は木工芸と漆芸が豊かに調和していて
日常を潤してくれる、優しい漆器が特徴です。
木工芸もほんとうにすごい技術をお持ちで、全部自分で作ってしまうのがすごいのです。
(漆芸家の多くが、木工分野は図面をひいて木地師さんにお任せするのがほとんど。)

さて、柴田先生の作品ですが、個展ごとに新鮮な驚きをくれます。
前々回は器が中心だったのに前回はパネルの漆絵作品がメインだったり
毎回挑戦的なのも、見る側としては楽しみです。


さらに柴田先生はうるしの技法書も書いてます
この本まだ持っていないので、個展に伺う前に購入してサイン本にしてもらおうと思っています。
内容については先生が教室で教えていること等しっかり書かれている印象でした。
写真も多くて、実用的です。
入門書として、応用技法書としてもおすすめです。
実際入手したら「うるしのおすすめ本」で紹介します。

↑入門編Amazonのレビューもかなり良いです。

応用編はわりと新しい本です。
こちらはまだ見たことないのでAmazonでポチッと購入予定。
表紙を見た感じ、変わり塗り(漆塗りの応用技法)が出ているので、装飾的なこともより充実しているのでしょうか。
入門編のボリュームもかなり良いので、こちらも期待大!


三越ホームページのリンクを下記に貼っておきますのでご興味のある方はぜひ!


1958年東京都葛飾区生まれ。
1987年東京藝術大学大学院美術研究科漆芸専攻修了。
漆芸と木工芸の両分野にわたり日々の暮らしを楽しくすることをコンセプトに作品を制作。本展は、家具から食器、酒器まで、漆のさまざまな技法を使った新作を一堂に展覧いたします。

http://mitsukoshi.mistore.jp/store/nihombashi/floor/main_6f/art/back.html#17

三越HPより