役立つ漆の作業道具 【作り手限定記事】

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こんにちは漆芸作家の浅井康宏です。
今日は作り手限定記事なので、
本当に漆の作業している人にしか役に立たない記事を書きます。

 


漆の作業しているとこんなのあるといいんだけどな。とか
これいつも買ってるけど、本当はこういうの欲しいんだけどなというのがけっこうあります。
そこで僕が見つけてきたちょっと良いものを紹介してゆきます。

僕のブログの定番となっている
「クロたこ吸」
(悲報)売れすぎて、売り切れてしまった「黒タコキュウ」 ※漆関係者限定記事

大きいサイズが品切れだったけど再販してますね。
だけど、なんだか価格が上がっている気がします。。
まあ、赤いタコ吸はすぐ劣化するのに対して黒いタコ吸は今のところ劣化してないので、長期的にお得かなと思います。


「吸水クロス」
炭研ぎしてると、すぐに表面が黒くなってくるので、それを拭き取る必要がありますよね。
使いやすいのが車用の吸水クロスです。
薄いのに吸水性に優れていて何より車用だから傷がつきません。
一度使うと手放せません。




「差し刷毛」
蒔絵の塗り込みなどに使う「だみ刷毛」
漆の作業で使う塗り刷毛は人毛でできていますが、だみ刷毛は動物の毛でできています。
蒔絵の地塗りや薄い塗り込みをするときに使うんだけど、
寿命が短い割に高いのが難点でした。

似た形で染色用の「差し刷毛」を発見しました。
形状や毛の状態もほぼ「だみ刷毛」です。
一番最初の塗り込みなど、特に毛先が痛む作業におすすめです。
これなら数百円で買えるから学生さんにもおすすめです。
ただ、蒔絵の地塗りは「だみ刷毛」を使っているので、使い分けると長持ちします。

https://www.tanaka-nao.co.jp/item/461-601-00

いつも田中直染料店で購入しています。

他に「これ使いやすいよ!」という情報があったら教えてください。