最初から良い道具を使う方が上達が早い

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こんにちは漆芸作家(しつげいさっか)の浅井康宏です。
今日は「道具は最初からいいものを使った方がいいよね」という記事を書こうと思います。

僕の仕事、漆の作業には様々な道具が登場します。
筆、刷毛、研ぎ炭、刃物
こういうのを揃えるのは時間もお金もかかります。
自分に合った道具に出会えるかどうかで作品の発想まで左右することさえあります。

また、道具によっては自分で調整しなければならない物も多く、
道具作りから始めると時間がいくらあっても足りないような気がします。
だけど、同時に「良い道具を最初から使う」というのが上達の近道だとも思う。



【良い道具とは何か】
良い道具とは適切な手入れと扱いを行えば必ず最高の成果を出してくれるもの。
別に最も高級なものでなくても良くて
例えば、ホームセンターで売っている安物の刃物と
しっかりした刃物屋で購入する刃物の価格ってそんなに違わないんですが、
刃物屋で購入した刃物は適切な手入れでしっかりとした切れ味を手に入れることができます。

筆や刷毛も「最初だから簡易なものを」と思うかもしれないですが、
専用のものを使うことで手入れと使い心地を学ぶことができます。


【良い道具は上達の近道】
いつか上手くなってからしっかりとした道具を揃えようと考えがちですが、
最初から良い道具(別に高い道具という意味ではなく)で作業を行うことで上達度合いも増します。

僕は道具マニアではありませんが、
最低限テンションの上がる道具に囲まれていると
気分は高まります。
思い返してみても「道具好き」に下手な人はいなかったので、きっと正しいです。