以前おすすめ本で書いた僕の先生（過去記事はこちら）
室瀬和美先生の作品集です。

この作品集は今年出版されたばかりの新しい作品集で
内容は濃いです
作品の解説に加えて
たくさんの対談が収録されています
幅広い分野の方と対談されているので
読み物としてとても面白いですね。

作品の撮影もこだわりがあり
自然光で撮影された物も多いのです。
漆の撮影はつやがあるため難しく
あらゆる物が映り込んでしまいます。
通常、大きなセットを組みライティングを計算して撮影しますが、
この作品集では仕事場やご自宅での撮影など
「え？ここで撮っちゃうの？」
という場所での撮影もあります。
工房内を知っているとびっくりしてしまいますが
出来上がった写真は実に美しいのです。

蒔絵のイメージを一新するようなかっこいい図録です
憧れます！
漆を勉強している学生さんにはぜひ手にとってみてもらいたいです。