漆の新刊 「URUSHI 伝統と革新」が発売

漆の新しい本が発売されました。
「URUSHI 伝統と革新」というタイトル。
この本は、同名の展覧会の展覧会図録として作られております。

さて「URUSHI 伝統と革新」展は現在石川県立美術館で開催されております。
石川県立美術館 https://www.artagenda.jp/exhibition/detail/2594
その後
横浜そごう美術館 
MOA美術館
と巡回します。

僕も蒔絵玳瑁飾箱「Zipangu」を出品しております。
もちろん図録にも掲載されておりますので合わせてよろしくお願いします。


以下石川県立美術館ホームページより一部転載

日本は世界に卓越する工芸の伝統を有しており、なかでも漆芸は、
日本を代表する工芸として1300年以上の永い歴史を持ち、芸術的にも技術的にも高度の発達をとげ継承されてきました。

1983年より伝統工芸の精神にそって今日の生活に即した創意ある作品を発表する場として、大場松魚・田口善国・赤地友哉・増村益城・塩多慶四郎らが中心となり日本工芸会の専門分野別の組織としての漆芸部会が第1 回伝統漆芸展を開催し現在に至っています。

そして今日、漆芸部会には蒔絵の室瀬和美、中野孝一、
髹漆の大西勲、小森邦衞、増村紀一郎、
蒟醤の磯井正美、太田儔、山下義人、沈金の前史雄、
螺鈿の北村昭斎の10名の重要無形文化財の保持者がおり、
本展はその日本工芸会の漆芸部会展である日本伝統漆芸展が第35回展になるのを記念して開催いたします。

近代漆芸を江戸時代末期から戦前までを近代の名匠、
戦後の重要無形文化財制度により伝統的工芸技術をふまえた上に新たな創作活動の重要性を強く求め日本工芸会の設立、
さらには日本伝統漆芸展の開催と現在活躍している作家を含めて今日の漆芸の世界を4つの章から俯瞰できるような展覧会といたします。

以上石川県立美術館ホームページより