漆の裾野を広げなければならない理由

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こんにちは漆芸作家の浅井康宏です。
先日「漆の裾野を広げるより、すでに知っている人に集中すべきだ」と書いたばかりですが、
発言を一転させます。
先日の記事はこちら 「漆の裾野は広げないほうがいいと思う理由」

今日の記事は「裾野を広げなければならない理由」について書きます。
先述した通り、国内で裾野を広げる活動は漆の未来にとってもあまり良くないと思っているから今後も行いません。
ただ、海外に目をやると「漆を知っている人」はほぼいません。
なので裾野云々言っている場合ではなく
「知ってもらう活動」から始めなければなりません。

この辺りの考え方については
過去記事に書いた通り、一筋縄ではいかない挑戦が続いています。(過去記事はこちら「説明しにくい様式美」



現状では
僕の制作は「馴染みのない素材で作ってある、綺麗な箱」という位置付けだから
その武器でどこかに居場所を作って行くしかないかな。と考えています。

そのためには、やはり地道な活動しかなくて
まずギャラリーに見つけてもらう、そのための活動をしっかり行う。
というのを数年単位で続けてゆくしかないかと思います。

多分この世界は例外なく、地道な活動が成功につながっていて
作品のクオリティを上げ続けながら活動範囲を広げてゆくことが
唯一、美術史を作ってゆく道だと思います。


華やかな世界に見えて
全ての作品を懸命に作り
それぞれの展覧会を最高のものにし、
毎日作業場に向かう泥臭い日常の繰り返しです。

というわけで明日も夢に向かって工房に向かおうと思います。