1つのことをやり終えた後の気持ちの入れ替え方法

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1つのことをやり終えた後に、無気力にってしまうことありませんか。
僕はあります。それも数ヶ月元に戻れないくらい、ペースをつかめない廃人と化してしまいます。
記憶が鮮明なのは、学生時代の卒業制作。
それに年に一度の伝統工芸展の出品作を作り終えた後の虚無感ときたら。。

ただ、今はすぐに切り替えることができます。
最近だと、「美の予感」展に全力を傾けていたので、
廃人となってもおかしくなかったのだけど、
京都に帰った次の日から普通に作業をしていました。

なぜ気持ちを入れ替えることができるようになったかと言えば、
それは、規則正しい生活のおかげです。
ブログで度々書いているように、僕は朝方人間です。
作家の生活は夜型をイメージされますが、
僕の場合、20代の頃から朝方を意識していました。

というのも、やっぱり作業していると夜型になりやすいんです。
夜遅くまで仕事してしまうし、そうすると次の日の朝が辛いから
ジワリと時間軸が夜に移ってゆきます。
それも悪いことではないと思うんだけど、
漆の場合、作業のピークを作らないことが作品のポイントになります。
つまり、熱中してどっぷり作業することより、淡々と毎日長時間仕事する必要があって
そのために心も体も淡々と毎日を送り続けるのが、
長期的に作業量を最大化させることができると気がつきました。

なので、僕はよっぽどのことがない限り
作業の開始時間を固定しています。終了時間は変わるけど、
明日始める時間は固定。

これには、精神的にも良い点があって
この記事のテーマである気持ちの入れ替えにも良いのです。
やる気スイッチを探したり押したりする必要がない
と例えると良いのか、とにかく「ああ、今日は仕事したくないなー」と思うことなく
仕事机について手を動かし始めてしまいます。

これはもう何年も行ってきた習慣となっているので
テンションとかやる気と関係ないんです。
自分を律するとかそんなことではなく、単なる習慣だし
仕事が好きなのも手伝って、作業量は最大化されていると思います。

ちなみに習慣化するための細かなルーティンもいくつかあります。
イチロー選手が打席に入る時、いつも同じ行動をとるように、
僕も仕事場に行くと、まず、神棚に水をお供えして
その後ポットでお茶を沸かして作業を開始します。

習慣化と小さなルーティンおすすめです。