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「00:00 Studio」作業配信のすすめ

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こんにちは漆芸作家の浅井康宏です。
今日は最近毎日やってる「作業配信」について書きます。

最近のツイートは締め切りに追われてることもあり、
00:00 Studioの配信のお知らせばかりになってました。

フォローしてくれている方々の中には「何してんだろ?」と思われた方もいらっしゃたのではないかと。

説明すると 「00:00 Studio(フォーゼロスタジオ)」https://0000.studio
というプラットフォームを利用して作業のライブ配信をしていたのです。


配信のきっかけは


このツイート

漆を濾すだけの動画なんだけど、1000いいねを超えてます。
「僕にとっての日常に価値があるのか!?」と驚きました。

また、毎週土曜日17時から配信しているYouTubeLive
締め切りに追われて、奥の手として「時間がないので作業配信しながら質問に答えます!!!」と言って配信したら
わりと「面白い」とか「ためになった」という声をいただき
「作業配信に価値があるのかも」と感じ始めました。

そこからできたばかりのサイト
「00:00 Studio(フォーゼロスタジオ)」を使って作業中継を開始しました。


最初は懐疑的

最初は配信に価値があるのか分かりませんでしたし、
誰がみてくれるのかわからなかったです。

しかし、回を重ねるうちに、
「昨日の作業はどうなりました?」みたいな会話が生まれるようになって、
なんとなく懐かしい感覚を覚えるようになりました。

それは
「ああ、これは学生時代の漆研究室だ」
という感覚

そして、いつも配信している方のページに挨拶してから配信を始めたり、
スマホの画面分割を利用して視界の片隅で配信を見たり

お互い試聴・配信にはそこそこに作業を続けている感じが懐かしかったです。


思っていたのと違う文化が作られてゆくかも?
配信を始める前は
「プロの仕事を公開」というイメージで続ければいいかと思っていたら
コミュニティとしての作業配信が思ったより面白くて
「図書館で勉強」「スタバで仕事」みたいに
人のいるところで仕事するのが好きな人には向いているなと思いました。

あとはコロナの影響で大学に行けない学生さんはスマホ一つで配信できるから
友人と作業してもいいかもしれません。

YouTubeがバラエティ一辺倒から幅と厚みを増したプラットフォームに展開しているように
ライブ配信もバラエティ以外の進化が進むと思っています。

僕たちの日常作業には思ったより、価値があり、それを共有することに物づくりの未来があるように感じてます。

よかったら見にきてください。
そして一緒に作業配信できたら嬉しいですね。

https://0000.studio/Asai/broadcasts/8e4ed340-b9fc-4c9c-94a5-fd39612e264a/archive

ライブ配信と美術の相性について考えてます

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こんにちは漆芸作家の浅井康宏です。
今日はライブ配信と美術について考えてること。いや、迷ってる事について書こうと思います。


昨年の4月くらいから始めたYouTubeLiveですがおかげさまで
土曜日の17時からの配信は休むことなく続けることができました。

「真面目な漆専門番組」をコンセプトに約一時間漆についての講義や質問箱回答などを行なっています。


あと最近作業中継もありかなと
0000studioと17Liveというプラットフォームで
作業中継しています。

今日のテーマは後者の作業中継の未来です。
0000studioは完全なる作業配信用プラットフォームとして最近リリースされたサイトで
当初は漫画家の配信サイトだったのですが、
ここに美術や工芸制作を突っ込んでみようと思ったわけです。
0000studio僕のページのリンクは以下
https://0000.studio/Asai




作業配信はYoutubeのようにまだ流行っているわけではないで
これからどのような進化が見込まれるかわかりません。
そして、配信を重ねる事によって
作家としての印象を損ねてしまうかもしれません。

○画質
○音声
○内容
には高いクオリティで配信を行い
YouTube全体のようなバラエティよりの配信にならないように気を付けています。

だけど、前例がない以上プラスに転じる活動になるか、本当にわからないのです。
漆やってる人に技術的なヒントや
図書館で勉強したり、カフェで作業するような薄い一体感はあるかもしれません。


今後配信を続けて
僕のキャリアが続いた時に
膨大な量の作業配信、YouTube配信が高画質で残っていたら
そこには何らかの意味があるように思えてきました。

30代の自分のリアルがそこに残ることは
塊で捉えると、表現活動そのものかなと。


動画文化自体は今後発展してゆくことは明らかです。
芸術活動と動画の親和性は高いと思っているので、
何を何処までやれるのか、
探りながらずっと先の自分にメッセージを残してゆこうかと思います。

夢の花は身近なところから育てる

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こんにちは漆芸作家の浅井康宏です。
今日は「途方もない夢も一歩ずつ育てて行くしかないよね」と思う事について書きます。


僕が一番幸運だった事に
身近な人が一番のファンであり続けてくれている事があります。
つまり、両親が僕の最初のファンであり、ずっと応援し続けてくれています。

これって、当たり前のように思ってしまっているけど、すごい事だと感じます。
この応援があったからこそ高校時代に出会った漆芸を続けられてポイントだと今も思うのです。


では「信じてくれる人」はどこにいて、どうやって増やして行くのでしょうか。
結論からいうと「その時その時で結果を出すしかない」のかもしれません。

つまり圧倒的な努力とそれに伴う結果で夢を共有できるのかなと思います。
そして、それは身近なところから育てるしかないのかと。

周囲の協力を得られている状態で活動を続けることが最も精神的に安定していて
「これじゃあ食えないよ」とか「将来のことを考えろ」など言われながら大きな夢を描くのは結構きついことですよね。


まず自分の周囲から夢を共有して
その種を育て
結果を出してさらに大きなものにしてゆく。

大きな夢を見る時
どこか遠くの誰かに届くように考えて
足元を見忘れてしまいそうになりますが、

隣にいる人、育ててくれた人といつまでも一緒に
夢を共有できることが、最大にして唯一の方法なのではないかと思います。

今年の目標

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あけましておめでとうございます!!漆芸作家の浅井康宏です。
今日は新年1回目のブログアップなので、
新年の目標をつらつらと書いてゆこうかと思います。

できたかどうか、年末に答え合わせして
できていないことはツッコミ入れていただければと思います。


今年はいくつかターニングポイントになるような企画があります。
1,海外出品
2,グループ展
3,個展!!

まず海外出品ですが、まだ詳細がアップされていないので詳しくはまた今度という感じですが、
これ、本当に嬉しい機会です。何がなんでも良い結果を出したい機会なんですが、
コロナの影響も考えられるし、自身が海外に行けるかどうか、、とにかく行きたい。
だけど、今年前半は海外へ行くことは現実出来ではないような気がします。
作品だけ、出品してとにかく日本でできることをする事になるかと思います。

グループ展
高島屋さんの190周年のグループ展に参加予定です。
そのために絶賛制作中。
今回の展覧会はあるテーマがあってそれが面白いです。
作家的にはこのようなテーマ「よし、挑戦してやろうじゃねえか」と気合入ります。
きっと見応えのある展覧会になるのでお楽しみに。

そして、
個展ですが、これはもうプレッシャーが強すぎて考えるだけめまいがします。本当に。
4年ぶりの個展ですが、それでも準備万全か?と言われると
自信を失います。何より自分への期待が大きくて
手に負えないことのオンパレードです。

今回、個展に向けた作品集を作る予定にしており、
作品集を含め多くの人に楽しんでもらえればと思っています。

今年は個展の進捗報告を含めてどんどん情報をアップしてゆこうと思います。


上記のように展覧会の出品を中心に
ブログ、YouTubeLiveのように活動をできるだけ立体的に知ってもらって
「漆芸の現在進行形」と「漆のこれから」がリアルに感じ取ってもらえればと思います。

漆芸活動全体がコロナに負けない力強い前進を見せる年にします。

2021年もコロナとの戦いが続きそう

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こんにちは漆芸作家の浅井康宏です。
今日は2021年もコロナが僕たちの価値観を変え続け、美術作家はどのように立ち向かえば良いか考えてゆきます。

2020年は僕たちが想像していなかった事態に世界中が混乱しました。
「現代に疫病って嘘でしょ?」という驚きとともに、情報と現実の渦の中で
価値観が分断されてゆく日々を送っています。

美術業界では展覧会の延期中止が相次ぎ
「この期間に個展が予定されていた人は残念だろうな」と他人事に思えない気持ちでした。
しかし、現在第3波が猛威を奮っており、
2021年11月に開催される僕の個展も、どうやらコロナを無視することはできない気がします。


だけど「コロナの影響で失敗してしまった」という事にはしたくないので
出来る限りのことはしてゆきたいと思います。

まず、情報とビジュアルを最大限ネット上で発信したい。
特に、SNSとブログ、YouTubeは長い間続けてきたので、
どんどん情報をアップしてゆきます。

リアルで動きにくい状況でもスマートフォンやpcの中に
作品を届けます。

その中で興味を持った人に会場に来ていただければ幸いです。




制作過程もオープンに
これは最近試行錯誤していることですが、
制作風景をアップすることも行っています。
今のところ
YouTube
17Live
00:00studio
以上のプラットフォームを試していて
今後自分に合うもの、使い方を見つけてゆこうかと思っています。

作り手が気づきにくい
「制作風景の面白さ」があるなら
この辺りもオープンにして開かれた工房作りも面白いかなと思っています。


とにかく、2021もコロナの影響が避けられなくなってきたので
「コロナ✖️美 術」の正解を探しながらの活動が続きそうです。

どんなことがあっても今世紀最強の漆の展覧会を目指して活動してゆきます。

キャンプファイヤーコミュニティをアップデートします。

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こんにちは漆芸作家の浅井康宏です。
今日は来年に向けてキャンプファイヤーコミュニティのサポート内容をアップデートすることをお伝えします。

まず「キャンプファイヤーコミュニティって?」という方に

CAMPFIREというクラウドファンディングサイトが提供するコミュニティ機能が
CAMPFIRE commnityです。特徴は単発のプロジェクトではなく、
長期的に活動を共有し企画者は内容に応じてリターンをおこなう月額会員といったところです。

今年の4月から始めていろいろな活動を通して応援いただきました。


コミュニティを運営している中でいろいろなご意見をいただきました。
それを反映させるため現行のサポーターさんに向けてサービスを拡充してゆきたいと思いました。
(※コミュニティの仕様上サービス内容をサイト内で変更できないので個人的にサービスを増やす形になります)
拡充ポイントは3つ

1、今まで別に設定していた作品サポートコース(酒器、帯留、特別)の方々にも

図録を含むブックサポートコースのリターンをプラスさせていただこうと思います。
(来年1月の漆芸展以降となります)

※ここからは業務連絡的な内容となります。

今作品サポートとブックサポートをしてくださっている方は1月後半に

ブックサポートメンバーを退会していただいても同等のリターンをお返しできますので、ご検討お願いします。

※業務連絡以上


2、全てのサポーターの皆様に図録を送ります

来年の一月までに登録してくださった皆様にも来年発行予定の個展図録をお送りしたいと思います。

完成までお楽しみになさってください。


3、ブックサポーターの皆様には

ブックサポーターの皆様にはこれまで同様、

発行される関連書籍+公募展図録

あと個展図録に彩色した絵とサインをつけさせていただきます。

無地ご希望の場合、無地でお送りします。


以上3点のサービスを行います。
また作品リターンについても追加・サービス拡大をしてゆきますので
決まり次第お知らせしてゆきます。

月末に入るより、課金のタイミング的に月初に入った方がお得だと思うので、ご興味があっても月初にご登録していただけると嬉しです。

来年の挑戦内容

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こんにちは漆芸作家の浅井康宏です。
今日は来年予定されている展覧会、個展、など諸々の挑戦を記してゆきたいと思います。


もうすぐ2020年も終わりですね。
皆さんにとって今年はどのような年でしたか?
今年はとにかくコロナに振り回された人が多かったのではないでしょうか。
僕も1ヶ月間工房と教室を休止する事態となり、色々考えることが多かった年でした。

一方で、時間が足りなくてできていなかったことにチャレンジできた年でもありました。
具体的にはYouTubeの配信

そしてCampfire community

最初に時間がかかったけど、仕組みを作り継続させられることができてよかったと思います。




来年に向けて

来年に向けて上記の二つの活動は継続させて、
さらに
作品のクオリティを上げる。
制作数を伸ばす。
発表機会の幅を増やす。

以上のことに注力してゆこうと思います。

来年の活動は前半は
海外発表の機会が作れそうです。
(正式に決まったらお知らせします)
そして僕のキャリアの中でも大きめのグループ展があるので、そこにも全力で向かいます。


2021年の最大のイベントは
4年ぶりの個展です。

池袋西武での2度目の個展が近づいております。
展覧会に向けて図録制作、そして会場の設営にも挑戦したいと思っています。
とにかく初めてのことばかり行うから、はっきり言って心配です。

だけど、人生で個展を行う機会はそう多くないので
その全てを最高のものにするため挑戦し続けてゆくと思います。

ぜひ期待してください。
そしてぜひ会場でお会いできればと思います。

美術で食って行く思考

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こんにちは漆芸作家の浅井康宏です。
今日は自分らしく生きて、そして食べてゆくことについて書こうと思います。

プロローグ

先日のツイート

このツイートに対して色々反響があったので、
もう少し詳しく書きます。


まず、反響は二つに別れました。

○賛成派
○反対派

リツイートやコメントで意見が別れたのですが、
両方とも「わかるわかる」と思いながら読ませてもらいました。

今回僕が最も重要だと思う主張は
「食えないを前提にしている人の周りにいると食えない」
「食えるを前提にしている人の周りにいよう」という内容です。


というのも学生時代から美術で生きてゆく難易度を高く見積もりすぎている人は
長く続けることができなかったように思います。
一方で「難しいけど可能だよね」という前提でいると、長期的に美術で食えるようになります。
「美術で食う」というのは別に作品だけで生計を立てると限定しなくてもいいし、
長期戦を走り続ける、マラソンみたいに捉えておけばいいのかなと。




さて「食えない前提〜」の人といると良くないのは
まず、現状をうまく把握できてない場合があって、そういう考え方に時間を使うべきではないからです。
できない理由を探す時間があれば、解決に向けて淡々と時間を使った方がいい。

自分の思想と知り合いの思想が相互に作用するなら
できるだけプラスになる思想を持った人と付き合いたいですよね。

たまに愚痴りたくなることもあるけれど、それはそこそこに
前を向いて歩んだ方がいいし、隣にそういう人がいる方が成功率が上がるように思います。

2020年の制作

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こんにちは漆芸作家の浅井康宏です。
今日は年末感が漂い始めたので今年の制作と活動をまとめたいと思います。


今年は作品数が極めて少なかったです。
理由は5年かけていた作品の仕上げに年の前半を使っていたからです。

蒔絵螺鈿箱「軌跡」

Photo by Tadayuki Minamoto

この作品は現在日本伝統工芸展に巡回中の作品で
自分の限界を超える作品となりました。
なにぶん時間とお金がかかりすぎてリアルに「この作品が最後の作品になるのでは?」というくらい追い詰められました。
はっきり言って苦しかった作品です。


蒔絵螺鈿香炉「四蝶」

Photo by Tadayuki Minamoto

蝶に生死感を託した作品です。
世界各国、色々な宗教はありますが、儀式の際に炎と煙は重要になってきます。
香炉という器物にそういう意味合いを乗せて、僕なりの「生きる」を表しました。




蒔絵螺鈿箱「水月」

Photo by Tadayuki Minamoto

器物はたまにある種の人の気配を感じさせるものがあります。
僕が室瀬先生のところで修行していた頃、修復で来ていた江戸時代の棚から、どうも気配を感じたことがありました。
そういう人の気配はどのようなところから来るのかと考えた時、
辿ってきた時間や、作者の思い見たいなものが作品に宿ってしまうからなのかと思えました。

装飾性に高麗仏画のヒントを得て、箱ではあるけど、人の気配のある念見たいな物を託しました。


最後に

今年最後の作品は酒器でした。


今年はクラウドファンディングを始めたり、
YouTube Liveを始めたり、
コロナの影響で空いた時間を使って新しいことにいくつか挑戦しました。

コロナは社会にとってマイナスの影響が多いけど、個人としてはその時間を最大限に使って
以前からやって見たかったことをできました。

来年も継続して
最高の作品を作り、個展へ向か痛いと思います。

いいニュースをどんどんご報告できるよう頑張ります!

自分の売り物を解像すること

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こんにちは漆芸作家の浅井康宏です。
今日は自分が何を作っているのか、
そして何を売っているのかについて書こうと思います。

プロローグ

あなたの売っているものはなんでしょうか?
あなたの商売はなんですか?

僕は漆芸作家という職業で漆の箱なんかを作っています。
箱の役割はものをしまう蓋付きの容器ですが、
僕の作品の価格は高くて、用途に対して説明ができないように感じます。

今日のテーマでもある「用途の先のもの。物の先にある事」を解像することに触れたいと思います。


先にも述べたとおり僕の作品はいわゆる「漆器」ですが
どうやら用途はそこではないようです。
僕は長年「自分が何を作っているのかわからない」状態でしたが、
少し前に「用途の先にあるもの」に気がつきました。

それは「信念」でした。
僕は作品を通して「信念の具現化」を行っていたのです。

つまり僕の売り物は「物」ではなく「信念」だったのです。
物の価格には上限があります。だけどそこに信念が加わると価値観が変わります。
フェラーリが売っているのは
「早い車」ではなく「生き方」や「スタイル」「ステータス」です。



僕が作っている「信念」
本来形のない物ですが、誰もがそれぞれの「信念」を必ず持っています。

「世界平和を信じる」「平等を愛す」「美しい生き方をする」などなど
このように存在するけど形がないものに、形を与えることが僕たち作家の仕事だと感じるようになりました。

そして「信念」は誰かに同期され、拡張され伝わります。
「伝統」の本質と言ってもいいかもしれません。

上記のように自分の活動の意味合いが
物を作ることから「信念の具現化」へと変わったことによって、
随分と楽になったし、自由になりました。

一歩踏み込んで、自分の職業や商品を
もう一つのフィルターやレンズで解像してやると、
自分はどこまでも自由になれるような気がします。