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僕の作品が売れなかったワケ

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外部サイトギャラリージャパンでも作品がご覧になれます https://galleryjapan.com/locale/ja_JP/artist/9325/


こんにちは漆芸作家の浅井康宏です。
今日は「なぜ人には物が必要なのか」という大きなくくりについて僕が思っていることを書きます。


プロローグ

「僕の作品が売れないのはなぜだろう?」
20代の僕は長年作品が売れなくて困っていました。
年々かさむ作業費を親のスネをかじりながら作っている恥ずかしい状況で
日々、タイムリミットが迫っているようで焦っていました。

29歳のとき初めて作品が売れました。
日本伝統工芸展で新人賞を受賞しその作品に売約のシールがついたのを見たときは嬉しかった。
その作品は100万円でした。


その後も作品が売れない時期があって、32歳くらいから
作品が完売するようになりました。
これは自慢では無く、29歳の時のきっかけ、
そして32歳から何が起きてきたか自分なりにわかっていることを書こうと思っています。




20代の頃、僕は人が美術品を買う理由がわかりませんでした。
仮説を立てても、それは思考の方向性が違っていたと今では思います。
そのとき考えていたのは
「ステータス」を得られるものとして美術があるとふんわり思っていて、
そのステータスを自分の作品にまとわせるにはどうすればいいのか?と考えていたのです。

だけど、僕の作品を買ってくれる人たちは共通して
「ステータス」であるはずの僕の作品を誰かに自慢することを目的としていないことに気がつきました。


どちらかというと人の目を気にするより
「ただ美しいものが好き」という様子で、僕が思っていた「美術コレクター像」とは違っていました。
そこから自分でも誰かの作品を買うようになって、色々わかりました。
お金がない中での購入だからものすごく調べたり迷ったりして買った作品は
自然と「ありがとう」という気持ちになりました。

「ああ、作品を手にするとこちらも感謝の気持ちが生まれるのか」という実感です。
今まで「自分の作品とお金を交換するなんて申し訳ない」という、罪悪感みたいなものがあったんだけど、
それが変化してきました。


今言えることは
僕が作っているのは美術作品を通した「信念の具現化」だということ。
僕たちは「信念」によって集められたものの中で生きて、食べて、考えています。
例えば、
「食器が好き」という信念がある人はこだわりの食器を身の回りに置こうと思う。
「食器はどうでもいいけど、食べるのが好き」という人は作ることにこだわるけど食器は使い捨てのものが集まる。
このように僕たちの周りにあるものは全て大小の「信念」によって引き寄せられたものや事でできています。

僕の信念は「蒔絵が好き」「美術が好き」など
このような信念を具現化しています。
この信念は誰かと同期されたり、共感を生んだりして、
その時僕が誰かの作品を買った時に感じた感謝の気持ちが生まれるのだと思いました。

僕の作品が売れなかった頃とは「信念を具現化」する力が弱かったのです。
ひどく抽象的な記事になってしまいましたが、
誰かの心を動かす鍵があるならばそれは「信念」なのだと思っています。

不便な工芸品を目指すこと

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こんにちは漆芸作家の浅井康宏です。
今日は「不便さ」と「工芸」について僕が考えていることを書きます。


まず前提として僕たちが生きている現代の日本は
ものが十分にあって、便利に生きるための場所や道具、インフラは
どのような経済史状況の人でも割と均等に整った社会だといえます。

そんな僕たちの世界観の中での「工芸」のあり方に僕は
違和感を感じ続けてきました。

そもそも工芸は必要なのでしょうか。
「大切な伝統文化を守る」とか「日本の文化が失われるのは間違っている」と思う人は多いと思います。
僕もある部分ではそう思います。
だけど、守らないといけない部分って本当は何なのでしょうか。

「技術?」「意匠?」「スタイル?」
そう言った諸々、複数の問題が重なっているのですが、
肝心な「これが残ることで得られるメリットとは」という
プラスの要素がない工芸は衰退するしかないのかもしれない。

もっと簡単に言うと
「どれだけ夢を共有できるのか」
と言う物作りの根本が抜けているように思うのです。




つまり今の伝統工芸って
どこかで「守ってゆかなければならない天然記念物」みたいに思われている。
「あと、つがいがひと組になってしまいました」みたいな。

そうやって守られても、当然現代を自由に生き抜くことはできません。

そこで、
工芸の未来を作るには
ものの溢れた時代にあって自由に生き続けてゆくために
利便性を否定することにあるように思います。


常々思うのは興味のある人とない人がいて
興味のない人を変えるのは時間とお金がかかりすぎる上に空振りとなるということ。

食洗機で使える漆器
フォークでも傷つかない漆器
便利な道具になろうとするより
「丁寧な生き方」を提案できる道具である方が
誰かの心に届く夢になるのではないでしょうか。

Youtube Liveを続けて思うこと

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こんにちは漆芸作家の浅井康宏です。
少し前から始めた「Youtube Live」
毎週土曜日17時から1時間、知的好奇心高めの人だけに向けた
マニアックな漆トークを繰り広げております。


このライブは「人気を集めてYoutuberになろう!」というのは毛頭無く
漆が好きな人に、わかりやすく漆情報を届けたいと思いで始めました。
なので、今後も特に人気が出るようなテーマを狙うこともなく
「漆愛の塊」として放送してゆこうと思います。

もうすぐ放送10回になると思うのですが、
毎回1時間というのは割とハードル高い放送だと思います。
僕自身も話だけで1時間というのは最初不安でした。

内緒ですが最初のうちは前日から車の移動時にずっと練習していました。

この放送の1時間話し続けれているのは
ブログのおかげだと気がつきました。
理由は

○思っていることを言語化できる訓練としてブログが役立っていた。
○成果がすぐに現れなくても、続けていれば上達する。
○楽しいと思えることは続けられる。



以上のように、ブログを書いてきたことで、得た気づきや言葉が
案外Youtubeにも役立っています。

そういえば、物書きの人で話し上手は多い気がします。


僕は漆芸作家だから文章のプロにもトークのプロにもなろうと思っていませんが、
自分のやっている「美」に関して伝える方法はなんでもやりたいと思っています。

いつも言っているように作家の仕事とは「作り」「伝える」ことだと思っています。
これからも毎週楽しんで漆の面白さをこれからも叫んでゆきますのでどうぞよろしくお願いします。

追伸,Youtubeのチャンネル登録者数が1000人を越えるとスマートフォンでライブ中継ができるようになるようです。
出張などがあるとライブ中継できなくなってしまいますので、スマートフォンで中継できるようになると嬉しいです。
なので今のところチャンネル登録1000を目指しています。
よかったら登録お願いします。

https://www.youtube.com/channel/UCQ1TYOqpyFVn4Up0YtknEQA?view_as=subscriber

漆芸活動のコロナ被害

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こんにちは漆芸作家の浅井康宏です。
今日はコロナの活動への影響を書こうとおもいます。


2020年5月21日に関西圏の緊急事態宣言は解除されました。
ゴールデンウィーク明け解除予定が延長され5月中は自粛が続くかと思っていましたが
早めの解除となり少し町の緊張感も緩んできたようにおもいます。

さて、今回のコロナの件で僕の活動への心配の声を多数いただきました。
影響があったのは大きく四つです。

○工房を休みにする
○教室休校
○入金ストップ
○事務仕事

一つずつ解説してゆこうとおもいます。

○工房を休みにする
東京と大阪、兵庫に緊急事態宣言が出た段階で工房を休みにしました。
理由は毎週大阪から通っているスタッフと電車通勤のスタッフがいるため
移動中の感染リスクを減らすためでした。

○教室休校
緊急事態宣言が出て、工房と同時に教室も休校にしました。
県外から通ってくれる生徒さんも多くて、継続が難しいとおもい判断しました。

○入金ストップ
コロナが全世界的に猛威をふるっており海外に送る予定だった作品が納品後
発送できなくなってしまいました。
したがって3月からの入金がなくなりました。
ただ、その少し前にまとまったお金が入っていたので工房運営は滞ることなくやり過ごせそうです。

○事務仕事
実はこれが一番しんどかったことでした。
制作は一人で続けていたのですが、一人になると事務仕事も多くなり
コロナの保証や情報収集などで忙殺されていました。もうしばらく続くと思うけど
税理士さんをはじめ多くの人に助けてもらいながら切り抜けようとおもいます。




一方で今回の件でよかったこともありました。
一人で仕事をする時間が増えて制作に向かう初心が取り戻せたような気がしました。
改めて「俺はこの仕事が好きだな」とおもいながら仕事部屋に入る毎日に
懐かしい充実感を感じました。

緊急事態宣言が解除されたことにより
大阪出身のスタッフはテレワークにして京都のスタッフは来週から通常通りの制作現場となります。
来月からは教室も再開しようと思っています。

いろいろなことがあるけど、それでも作り続ける日々に変わりは無く
一歩ずつ進む先に夢見る世界があるはずです。
コロナウィルスは季節性の特徴があるのか、アジア人には耐性があったのか、判明するまでには時間がかかるだろうけど
日常とは何かのきっかけで崩れてしまうものだと知りました。

地域密着型のもろさ

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こんにちは漆芸作家の浅井康宏です。
今日は「地域密着型の弱点」について書こうとおもいます。
この記事を書こうと思ったのは、
コロナの影響を受けたビジネスと受けにくいビジネスがあってその違いは何なのかを考えたからです。

おそらく今回の件で一番ダメージを受けたのは
飲食業界やホテルなどサービスを提供する「場」のある商売ではないでしょうか。
さらにインバウンドや地元周辺といった顧客の層を限定している場合
何かのきっかけで動線が断たれると、たちまちピンチに陥る形になりました。

ビジネスは水物なので、流れが滞りなく豊富な水量がある場所が正解なんだとおもいますが
何らかの影響で水の流れが変わったり、なくなってしまうとたちまち危機的状況におちいります。


この流れは僕のような美術作家も意識しなければならないところで
発表の場はいつもあるものでは無いという現実を突きつけられたようにおもいます。
とにかく4月から5月の展示は全てなくなってしまいました。
(僕の場合公募展が二つ中止)

このような事態は前例がないのですが
今後は何らかの対策を考えて活動する必要が出てきそうです。


最初に書いた通り
「場」と「流れ」がポイントなので
活動範囲を地域密着型にしてしまうと対応できなくなってしまいそうです。



では、美術の活動においての
地域密着とはどのようなことでしょうか。

それは活動の場が
○一つのギャラリー
○一つの公募展
○一人のお客様
○年齢、性別の偏った客層

以上のようなことかとおもいます。
地方にいると思うことが多いのですが、
「その地域では有名だけど全国では知られていない」ことはよくあります。
それは悪いことではないし、地域で認められる活動というのに憧れもあります。
ただ、そこに甘んじてはいけないことが今回のコロナの件ではっきりしました。


美術だけではなく、複数の「場」と「流れ」を作ることを意識することが
結局は長期的に活動を続けるポイントのようです。
ネット時代になって、より「地域」という感覚はおろか
「国籍」という意味も薄くなってゆきます。

仮に「地域密着」を狙うなら「日本」という大きな単位の地域で考える必要がありそうです。

【浅井康宏】漆芸制作室スタートしました!

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こんにちは漆芸作家の浅井康宏です。
先日から申請していたCAMPFIREコミュニティ「【浅井康宏】漆芸制作室」が認証され、晴れてリリースされました。
内容についてはページをご覧いただければとおもいます。

多くの方に共感いただき、とても励みになりました。
今後制作工程を紹介したり、書籍をお届けできればとおもいます。
今月は書籍をお送りしたいのでブックサポートの登録していただけると嬉しいです。

引き続きよろしくお願いします。
サポート、いいね、リツイートなど
お気持ち本当にありがとうございます!

動画で紹介した書籍たち

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こんにちは漆芸作家の浅井康宏です。
毎週土曜日17時から行っているYoutube liveでオススメの漆関連書籍を紹介しました。
今日はそちらのリンクを貼っておくので気になったらチェックしてみてください。

近代日本の漆芸
掲載されている作品が特にすごい
近代漆芸ファンにはたまらない一冊です。
Amazonに同じタイトルで東京国立近代美術館出版のものがありますが、
写真がないので動画内で紹介したものかどうかは確認できません。
価格は安めなのでひとまず買ってみるのもいいかもしれません。

松田権六作品集
松田権六の作品集はいくつか出版されています。
中でも最も好きなのがこの一冊、残念ながらamazonでは写真がないので
出版元がわかりません。ただ、出版年と価格からこちらの本が動画で紹介したものだと思います。

URUSHI伝統と革新
紹介過去記事派こちら
手軽に入手できるものでしたらこちらの本がオススメです。
人間国宝から若手作家まで多くの作家の作品が紹介されています。
作品数が多い割にコンパクトサイズなので、図版が小さいのが少し残念ですが、
大型図録のような煩わしさがないので、結果的に何度も繰り返し開く本です。
僕の作品も1作掲載されているので、みてもらいたいです。

最後に
漆の教科書の決定版
漆芸の伝統技法
過去記事はこちら
この本は図版も多く、かなり専門的に工程を解説してくれているので
教科書としては完璧です。
ただ、入門書という感じではありません。実践的なので読み込むのに時間がかります。
一度通して読んで、わからないところを作業しながら戻って読むと理解が深まります。

番外編として
100パーセントプロ向けの本が
日本漆工研究
過去記事はこちら
この本に限っては、プロしか買ってはならない本です。
かなり専門的に記述してあり「書いていないことがない」という印象です。
古い本だから読みにくい部分もありますが、一生勉強になる本です。
高価なので本気の人のみどうぞ手に入れてください。


最後に
ご質問いただいた東京で蒔絵を習える教室について
オススメした「播与漆行」のリンクを貼っておきます。
漆教室に興味がある方はチェックしてみてください。
http://urushi.co.jp/index01.html 
紹介した本「URUSHI伝統と革新」には全国の漆を学べる場所のデータも載っているのでそちらを参考にしていただくのもいいですね。

【浅井康宏】漆芸制作室プロジェクトサポーターを募集します

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こんにちは漆芸作家の浅井康宏です。
CAMPFIRE community https://community.camp-fire.jpというサービスを利用してサポーターになってくれる人を募集します。


そもそもCAMPFIRE communityって?
CAMPFIRE とは大手のクラウドファンディングを行っているサイトです。
クラウドファンディングとは

クラウドファンディングとは、「群衆(クラウド)」と「資金調達(ファンディング)」を組み合わせた造語で、「インターネットを介して不特定多数の人々から少額ずつ資金を調達する」ことを指しています。

(campfire HPより引用)

つまり、新しいプロジェクトや商品の開発にあたり共感してくれる人をインターネット経由で募集する仕組みです。
最近はコロナウイルスの影響でクラウドファンディングが一般化してきました。


今回僕が始めようと思うのは単体のプロジェクトではなくて、
少し長期的な活動を考えています。
そこでCAMPFIRE communityというプラットフォームを利用して
毎月のサポートをしていただき、それに対してリターンを行う仕組みです。
当面の大きな目標は2021の個展と、それにともなう制作と会場設営などの活動全般を応援してくれる人がいたら嬉しいと思いスタートしようと思いました。


もともと雑誌や展覧会の案内などをできるだけ広く紹介したいと思っていましたが
送る先は知り合いが中心だったので
関心を持ってくれた方に定期的に展覧会案内や図録や雑誌を送れる仕組みを考えていました。

ブックサポートメンバーに登録していただけたら、それが可能になるので
今月末に特集していただいた「淡交」6月号の「螺鈿特集」からお送りしたいと思います。

他にも作品サポートコースとプレミアムコースという12ヶ月おきに作品をお送りするコースを作るので
僕の作品に興味がある方に応援していただき、オリジナル作品をお送りできればと思っております。


美術雑誌や展覧会図録は普通の本に比べて入手がしづらく
サポートしていただくことで自動的にお手元にお届けできます。

作品もほぼ一般販売していないし、個展に足を運ぶのが難しい場合
紹介する機会がなかったので制作風景を紹介しながらお届けできる仕組みに共感していただけると嬉しいです。


最後に

今回のプロジェクトはコロナとは関係なくたまたまこのタイミングでの紹介となりました。

工房は休止しておりますが、僕は元気に毎日仕事しております。
主目的はSNSのようなコミュニティの延長として考えており、
作品コース、ブックサポートコースともに楽しんでいただきたいと思ってます。

今まで公開できなかった公募展用の制作過程や
ディープな活動内容の共有など一般公開しにくかった部分での情報交換ができればと思っています。


漆芸制作の活動を立体的に楽しんでいただける方に共感していただければ嬉しいです。
現在サイトの審査中なので、通ったらまたおしらせします。

各コースの詳細

500円/月
○Facebook の非公開グループにご招待します。
グループ内でプロジェクトの進行や制作の最新情報を投稿してゆきます。

○参加する展覧会や公募展の案内やチケットをお送りします。

○気軽に応援いただけると嬉しいです。

1,000円/月
○雑誌や新聞など掲載された発行物をお送りします。

○年間3回出品する公募展の図録をお送りします。

○2021年制作予定の「浅井康宏 蒔絵作品集(仮)」が完成しましたらサイン付きでお送りします。

○Facebookの非公開グループにご招待します。グループ内でプロジェクトの進行や制作の最新情報を投稿してゆきます。

○参加する展覧会や公募展の案内やチケットをお送りします。

12,000円/月
○全て日本産漆を使って作った新作酒器(150,000〜200,000円相当)を12ヶ月ごとにお送りします。

○Facebook の非公開グループにご招待します。
グループ内でプロジェクトの進行や制作の最新情報を投稿してゆきます。

○参加する展覧会や公募展の案内やチケットをお送りします。

12,000円/月
○全て日本産漆を使って作った新作帯留(150,000〜200,000円相当)を12ヶ月ごとにお送りします。

○Facebook の非公開グループにご招待します。
グループ内でプロジェクトの進行や制作の最新情報を投稿してゆきます。

○参加する展覧会や公募展の案内やチケットをお送りします。

30,000円/月
○全て日本産漆を使って作った新作の小さい作品(450,000〜500,000円相当)を12ヶ月ごとにお送りします。

○Facebook の非公開グループにご招待します。
グループ内でプロジェクトの進行や制作の最新情報を投稿してゆきます。

○参加する展覧会や公募展の案内やチケットをお送りします。

※画像の作品は参考作品です。今回は別デザインの新作を制作します。
※制作前に打ち合わせを行い、どのような作品を作るか大まかに話し合います。
例えば「ソムリエナイフ」や「特注のペンダントトップ」などアイテムを決定してゆきます。
※意匠に関しては一任していただきます

作品のネット販売の注意点

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こんにちは漆芸作家の浅井康宏です。
今日はネットでの作品販売について書こうと思います。

プロローグ
コロナウイルスの影響で多くの展覧会が中止になり
そして美術館もクローズ状態ですね。
先週NHK日曜美術館というTVの「アートシーン」という展覧会紹介コーナがついに無くなってしまって
「美術活動が停止しているんだな」というのを実感しました。


この状況で多くのギャラリーや作家によるインターネットでの作品紹介が増えてきました。
僕は作品のネット販売は良いことだと思っていて
今の状況が必ず訪れるネット×美術のフェーズを早めてくれたものだと思っています。


ただネットで作品を紹介する時いくつか注意しなければならないことがあります。
特に若い作家さんは注意してほしいこと
それは

上代を揃えること

それぞれのネットプラットフォームの手数料とギャラリーの手数料が違うと思います
ここで自分の手取りを中心に作品価格を設定してしまうと
同じボリューム作品でも手数料の高い場所での販売だと発表価格が上がってしまいます。


どんな販売方法でも良いのですが
上代つまり発表価格は合わせておく必要があります。

理由は
「ここで買うよりあっちで買ったほうが安い」状況を作ると
場所代、人件費のかかる実店舗での発表機会が減ってしまいます。
また、直接販売するにしても値引きはNGです。
自分の作品の市場価値が崩れるので気をつけなければなりません。

何度も言いますが作品価格はどこで買っても同じ状態にした方がいいです。


僕の場合
直接注文いただいた場合でもギャラリーを通して販売してもらい
上代は必ず一定になるようにしています。
場合によっては手取りが赤字になるようでも市場価値を守っています。

僕の考える市場価値とは
前回作品が購入された価格を市場価値と考えて
上代で購入いただけたら次作は少し上代をあげます。
売れなければ、キャリアをあげてその価格に見合う作家になるように努めるという流れを繰り返しています。
つまり次の作品は価格が上がるので今が一番安い状態を意識して制作を続けています。

ネットでの美術発表がいよいよ加速してゆきますが
作品価値とお客様を守る意識というのがより必要になってきます。
もちろんギャラリーや百貨店との関係を作ってゆく上でも
価格設定や付き合いにおいてもプロになる必要があります。

このような状況を紹介できる機会が増えたと好意的に捉えて
作家としてもう一歩踏み出すチャンスにしようと思っています。

感情をデザインする

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こんにちは漆芸作家の浅井康宏です。
今日は漆芸のデザインで心がけていることを書きます。
先日のYouTubeLiveで質問に答えましたが、少し補足してゆこうと思います。

Youtubeではデザインを生み出す方法について
前提として
「アイデアとは既存のアイデアの新しい組み合わせ」であるという前提のもと。

○インプットを増やす
○アウトプットを増やす
○駄作を愛する

という三つのプロセスを紹介しました。

12:40あたりからデザインについて話していますので興味のある人はご覧ください。

もう一歩踏み込んだデザイン

最初の頃は、表面的な美しさこそがデザインの本質と思っていました。
いや、それ以上のものの発想が難しかったし、そんなことがあることにも気づいていませんでした。
だけど何年も図案を考えているうちに
その先にあるものにうっすら気が付き始めました。
それが「感情のデザイン」です。
この問いは「綺麗なものはたくさんあるけど、それと売れているものと売れていないのは別だよな」
ということから発して、その秘密に近づくために考えてゆきました。

「売れるもの」と「売れないもの」の間には
「感情」があって、その感情をデザインできていないと売れません。

つまり人は用途を買っているわけではなくその先にある
自分自身の心の動きに反応しているのです。
考えてみてください。
僕たちは用途以上のものの価値観に動かされて身の回りの物を買い揃えていませんか?
例えば、食器を買うとき
食事をとるための容器だったら紙皿でいいんだけど
料亭で気の利いた器に季節の食材がのせられているとテンションが上がります。

このように本質的な価値以上に僕たちは感情で動いています。



実際に感情をデザインに落とし込むにはどうすればいいのか

方法論を乱暴に書いてしまうと
人間は本能的に反応せざるを得ない視覚効果がいくつかあります。
例えば

○僕たちは本能的に生まれたての生物に弱い
○僕たちは本能的に輝くものに惹かれる
○僕たちは本能的に性のシンボルに反応してしまう

乱暴に誰かの感情を動かそうとするなら
画面に性器を描けば、一定時間誰かの目をクギつけにすることができます。

これに美的な体験を紐づけることができれば
良い悪いは別として感情をデザインしたと言えます。

このように視覚から共有したい感情を考えることによって僕の作品は構成されていたりします。
そして僕の作品のメッセージの根幹には「信念の具現化」というものがあって
それを形にして共有したいと思っています。
表現方法・形態を変えても「浅井作品ぽさ」が共通してあるのは
この「感情のデザイン」があるからだと思います。