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androidスマホでkindleの読み上げができる方法を発見したよ

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こんにちは漆芸作家の浅井康宏です。
今日発見したAndroidスマホでのkindle本の読み上げについて書こうと思います。
僕は今までiphoneを使っていましたが、今回Androidスマホに乗り換えました。
「ずっとiPhoneだったから」と思って乗り換えに消極的だったんだけど
性能・コスパ共にかなり高いように思います。
ちなみにoppoというメーカのスマホを使っていて、
気に入っているところはsimカードを二枚入れることができるところです。
これ海外に行った時に便利なんですよ。

このスマホいいところばかりなのですが、
一点困ったことがありました。
それは、kindleの読み上げができないこところ。
アップルのiPhoneとipadには読み上げ機能があって
kindleのテキストを読み上げることができました。

だけどAndroidの読み上げはあるにはあるのだけど、
直感的な操作が全くできなかったのです。

そこで最近はipadで読み上げしていたのですが、
今日攻略法を発見しました。



それは、

Alexaアプリを入れることです。
Alexa(アレクサ)とはアマゾンのデバイスに搭載された音声アシスタントで
アップルのsiriみたいな機能ですね。

Alexaには専用のアプリがあってAndroidバージョンをダウンロード
するとkindleの読み上げ機能が初期設定として入っているではありませんか。

Alexaのアプリって全然知らなかったのですが、
kindleの読み上げ専門と考えたらとても優秀です。
アマゾンの音声アシスタントなのでkindleとの相性もいいと予想されます。

しばらく使用感を確かめてみようと思います。

ロックでパンクなマーケティング書籍

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アートに関するマネジメントとかマーケティングの本はありますが、
実践的な内容じゃないことが多くて
小難しいこと言ってるけど、無名の新人作家がどう立ち振る舞えというのは書いてないんですよね。

僕は20代の頃「どうやったら美術で食べて行けるのだろう」もがいていて
たくさんの本を読みました。
でも、結局役に立ったのは実践的な経験だったように思います。


だけど、最近読んだ本でこれは良いなと思えるマーケティングの本があります。

「グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ」

アメリカにグレイトフル・デッドというベテランバンドがいます。
実は僕、バンドのこと全然知らなかったんだけど、
長年継続的に活動を行っているとのこと。日本のバンドに例えるならサザンみたいな立ち位置なのか。

CD全盛期の時期でもライブビジネスを展開しており、
活動期間を通して根強い人気を誇っているようです。

ベテランバンドからマーケティングを学ぶと言うのはどう言うことなのでしょう?
このバンドは戦略的にファンのコミュニティに注目してアットホームな環境を作っているのです。
具体的にいうと
○海賊版音源を奨励
奨励どころかライブ会場に音源を録音する用のブースを設けてしまう。
○メルマガ発行 
紙媒体でマガジンを発行してファンとの距離を保ち続けるなど

なんと言うかSNS時代の先取りといった感じ。
この本の著者も筋金入りのグレイトフル・デッドファンなので
分析に熱がこもっていて良い感じです。

もう一冊は
「ビジネス・フォー・パンクス」

ブリュードッグという2007年、スコットランドにて「青年2人+犬1匹」でスタートしたクラフトビールメーカーがあるんですが
そこの哲学がパンクでかっこいいんです。

以下amazon書籍紹介文

熱狂的なファンを世界中でどうやって獲得したのか?
スコットランド発祥のBrewDogの奇跡のマーケティングを、創業者本人が語る!

BrewDog(ブリュードッグ)の経営の根幹は、”パンクの哲学”にある。

・始めるのはビジネスじゃない。革命戦争だ
・人の話は聞くな。アドバイスは無視しろ
・事業計画なんか時間の無駄だ
・嫌われ者になれ
・永遠に青二才でいろ
・すべてがマーケティングだ
・顧客ではなく、ファンをつくれ

この本は経営の基礎的な数字の読み方もおさえられていて
無茶な自己啓発ではないことがわかります。

現代のマーケティングを「カッコ良さ」で切り取ってくれています。


ロックでパンクな2冊のマーケティングの本は美術との共通点が多く
僕にとって大切な本となりました。
先が読みにくい現代に型破りなこの2冊オススメ。

アイデアを生み出すコツ

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僕のような作家業ではなくても日常とか仕事にアイデアやヒラメキが必要な方は多いと思います。

松田権六という「漆の神様」みたいな人がいたのですが、
著作の中に「図案日誌」というのがあります。書名の通り毎日記されていた図案が出版されています。
普通の手帳に丁寧な図案が描き残されているという内容です。

中身はこんな感じ

20歳くらいの僕も
「自分も図案日誌を始めてみよう!」と思い立ってスタートしたのはいいのだけど、

「何にも思い浮かばねえ」

毎日寝る前に考えるのだけど、デザインが出てこないんです。


そこで、発想の根源とは何かと考えるようになりました。
まず本を何冊か読んでみました。オススメの二冊はこちらです。


ジェームス W.ヤングの「アイデアのつくり方」
この本はamazonで372の評価がついていて星4と高評価
とても読みやすくて、いくつかのアプローチでアイデアを生むヒントを得られます。


もう一冊は茂木健一郎著の「ひらめき脳」
紙の本は絶版になっているようですが、この本も脳科学者の視点からひらアイデアを生む仕組みを説明されているので役にたちました。

ほかにもアイデアに関する本を読んでいて共通の仕組みがあることに気がつきます。
それは「新しいアイデアとは、既存のアイデアの新しい組み合わせである」ということ。

つまりアイデアとは何にもないところから突然生まれるものではなく確かな地盤によって育まれるというのです。
考えてみるとここ10年で世界を変えたiPhoneも既存のアイデアの組み合わせによって出来上がっています。
音楽プレーヤーも電話もタッチパネルもすでに存在していたのですが、それを携帯端末として圧倒的な完成度まで仕上げたことにより
僕たちの生活が違うものになったと言えます。



さて、僕のアイデアの旅は「無から有を生む」から「既存アイデアの蓄積によって生み出す」へと変わり
そこから猛烈に展覧会へ足を運び図録を収集するようになりました。
そしてそれ以外の自分の得意な発想パターンを作ってきました。
自分が作ったデザインも既存のアイデアとしてストックされてゆくので、発想の幅は年々広がっているように感じます。

寝る前にデザインを考えるとき、上記の方法を使ってみます。

15年くらい図案日誌を続けてみて
一番大切だと思うのは

駄作を愛することです。

実は図案のうち90パーセントくらいは良くないのです。
諦めずに作品になることないデザインを描き続けることで
年に数回良いデザインが生まれます。

最初の頃の図案なんか恥ずかしいものばかりだけど、
続けていたら制度が上がってきました。


いつか今の図案も恥ずかしいと思えるくらい僕にしか見えない世界が駄作の中から生まれることを信じて今日もアイデアに向き合おうと思います。

図案日誌に関する過去記事はこちら

アイデアを書き留めるのは「白い本」が絶対オススメです。

ほしお さなえ 著「金継ぎの家 あたたかなしずくたち」を予約したよ。

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Twitterでたまたま情報が入った小説
「金継ぎの家 あたたかなしずくたち」と言うタイトルに、目が止まりました。
「金継ぎ?って漆の?」
さらに見てゆくと、著者ご本人のツイートから
漆が関係する小説なのが確認できました。

漆を題材にした小説は、過去に無いと思うので、今から楽しみです。


漆の世界って、実はドラマチックだと思います。
これだけ不器用な天然素材はないし、一度人の心に入り込むと、
離れがたく、愛さずにはいられない素材なんですよね。
そして、何より、その魅力には感染力がある。

この小説はどのように僕らの心の中に入って来てくれるのでしょうか。


最近は小説をめっきり読まなくなったけど、
久しぶりに楽しみが増えました。

10月9日発売のこの小説。
まだカバーデザインも発表されてないけど、
とにかくアマゾンで予約しました。

秋の夜長にこの本はいかがですか。
「金継ぎの家 あたたかなしずくたち」
ほしお さなえ 著
(幻冬舎文庫)

卒業制作中の学生さんに買ってもらいたい本「漆芸の伝統技法」

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いよいよ卒業制作展の時期が近づいてきましたね。
全国の漆専攻の学生さんは、皆頑張っていることでしょう。


漆の仕事は学校で教わったことで完結することが難しいです。
その後の人生でも勉強し続ける必要があって
実技的なこと、学問的なこと、歴史について。勉強に終わりはありません。

学校を卒業してしまったら、
当然先生はいないし、ネット上に漆芸技法が書いてあるページなんてありません。
そんな時、僕は一冊の本をススメます。

佐々木英著「漆芸の伝統技法」

この本を買ってくみてください。
漆芸専攻の人に超おすすめです、お金ないというなら僕がプレゼントするのでメールください。贈ります。
この本には技法的なことから、産地の特色、漆工史まで全てが含まれています。
僕は今だに年間何回かはこの本を開いて調べごとしています。
漆芸歴21年でもこの本は学びがあるんです。

何よりも著者の佐々木英は作家なので、
作り手の目線で技術的な内容が記されている。
実践的な漆芸制作において、これほどありがたい本はありません。


もう一冊
「日本漆工の研究」という名著もあります。
この本は沢口吾一さんの著書で、一生物の漆芸バイブルです。漆関連だと座右の一冊におすすめしています。
ただ、高い。
この本は漆芸を専門書として
内容が豊富なので間違いなく一生学びがあります。
巻末の索引はとても有用で、調べごとで何度も開いている一冊です。
相場が上がっていて、今は60000円代ですね。

相場が高めなアマゾンはおすすめできません。
ヤフオクなら2〜3万円代なので、そちらで購入してみてください。
ちなみに僕が学生だった頃の相場は35000円なので、アマゾンは順調に値上がりしています。
復刻も見込めないので、プロ志向の人はぜひ何処かのタイミングで入手してください。

上記に紹介した二冊は一生物の本です。
もちろん卒業制作中の調べごとにも最適な本です。
毎年この時期になると、この二冊はブログで紹介しています。
どうぞ作業机の隣に「漆芸の伝統技法」をおいて作業してください。

2018年 僕がオススメしたい本10選 本音と建て前 (後編)

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前回は建前として、僕が近年読んだ中でも気づきとかヒントが多かった本を紹介しました。(前編はこちら
今回は本音編と言うことで、よりビジネス書的だったり、自己啓発色の強い本を紹介します。
前回がヒントだとすれば、今回は答えを出してくれる本と言えます。

本音編

◆オススメ5選◆

今年読んだわけではないけど
嫌われる勇気

これは良い本です。
現代人の対人関係における悩みを、優しく、そして的確に解決してくれる本といえます。(ストーリー形式なので読みやすい)
「相手の感情は相手に責任がある」と言うキーワードが特に印象的です。
僕たちはついつい相手に嫌われないように、相手がどう思っているか気にしながら生きてしまいます。
思いやりは必要ですが、いつも誰かの心の中を気にしていると自分が消耗して疲れ切ってしまいます。
そんな時、自分らしく生きて、誰かに「こいつ、うぜえ」と思われるかもしれないけど、
「自分が変わって、「うぜえ」と思われないようにしなければ」と言うマインドを否定します。
「相手の感情は相手に責任がある」のだからその責任は相手に任してしまいましょう。
だいたい同じ発言をしても人によって受け取り方違うし、気にしなくなりました。

革命のファンファーレ

芸人キングコングの西野さん
絵本の執筆や無料公開で大いにネットを騒がせた西野さんの本です。

内容で印象的だったのが
◆絵本の分業制
◆信用の数値化
◆人が行動する理由
まず、絵本制作という作家業を分業した理由、僕たち漆芸分野における問題点と絵本制作の問題にかぶるところがあって、
その解決が分業制であるという考え方。クオリティに関する考え方とお金の流れを作る部分でとても共感しました。

信用の数値化は僕も以前ブログに書いたことがありますが、ネット時代では嘘がないことと、信頼の数値化が重要という内容。

最後に人が行動する理由について面白いと感じたのが、それは「確認作業」であるという考え。
確かに、僕たちは「フェルメールの絵が日本でまとまった数見れる」となると嬉しくなりますが、
実際フェルメールの絵って教科書で何十回も見ています。実物を見ることに意味はあるけど、初見の感動というよりは
感動を「確認しにゆく」という方が近いかもしれません。

多動力

堀江貴文さんの本はとても読みやすくて面白いです。
「多動力」というのはその名の通り、多くのことをこなすこと。
日本的な「石の上にも三年」的な感覚を否定します。
僕の業界ほど「石の上にも三年」的な業界はない気がしますが、それでもうなずける部分が多い本です。
印象的なのがスキルの掛け算を行なって、レアな人材になれということです。
どういうことかというと
堀江さんは元ライブドア社長とかロケット開発とか受刑経験といった、キャラクターが多い人です。
会社社長だけだったらたくさんいるけど、そのほかの要素をたくさん掛け合わせてその人にしかなれないレア人材になれば、
代わりがいないぶん重要なポジションを作れるということです。
読みやすくてうなずけることの本です。

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

ここまで書いてしまっていいんですか?というくらいわかりやすい本でした。
世の中の不思議を「勘違いさせる力」で説明しています。
美術の世界の話だと、「実力はそんなにあると思えないのになんであんなに売れているのだろうか」という疑問思うことありませんか?
音楽の世界だってそう感じること多いですよね。
でも、それにはきちんとした理由があって、それをコントロールしている人がいるようです。
つまりマーケティングなのかなと思うのですが、マーケティングを「勘違いさせる力」という言葉に置き換えてわかりやすく説明しています。

これからの世界をつくる仲間たちへ

落合陽一さんの本です。
人間がAIに勝る部分とはなんでしょう「モチベーションのない人間はやがて発達したコンピュータに飲み込まれる。逆にモチベーションのある人間は、コンピュータが手助けしてくれる」
正確性や記憶力など、人間個人がコンピューターに勝る部分なんてきっとないけど、
僕たちにはモチベーションという人間らしい感情があります。その人間らしさが世界を輝かせることのできる唯一の力ではないでしょうか。
コンピューターVS人間という構図ではすでに僕たちはコンピューターに使われる側にいる部分もあります。
Uberなどの配車アプリは、アプリの指令に沿って人間が運転する車が利用されている点ですでに
コンピューターに人間は使われる側です。
労働がなくなる未来や、やりたいことでなければ仕事として成り立たなく未来。
そんな未来が少しだけ見える本でした。


今年は読書量が少なかったけど、
落合陽一さんと西野亮廣さんの本はほかの著書も数冊読みたくなる、良い出会いでした。
来年もオススメの本があったら、たまにアップしようと思います。

2018年 僕がオススメしたい本10選 本音と建て前 (前編)

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本はその人の趣味をジワリとあぶり出すように思うから
人の本棚を見るのが好きです。
ただ、僕の場合あまり見られたくない本もあります。笑
僕の場合、ビジネス書とか、自己啓発書を見られたくありません。
だって作家として「おお!知的なの読んでるね」と思われたいじゃないですか。

今年読んだ、知的な?オススメ5選と
色々な意味で本音で勉強になったオススメ5選をご紹介します。

まず、建て前

◆オススメ5選◆

サピエンス全史

ホモ・サピエンスがどのように地球の覇権を掴んだかがストーリーのような流れで描かれています。
僕たちホモ・サピエンスって他の動物に身体的に優っている部分は少ないんです。
他の人類種であるネアンデルタール人を滅ぼして唯一の人類種になった理由を「噂話」の効果であると説明。
「噂話」がなぜ強大な力を生むのか?
根源的な人間の欲望が今の人類にも脈々と伝わっている部分を理解できます。
化学は進歩しているけど、僕たちは何も変わらずホモ・サピエンスなんですよね。


銃・病原菌・鉄

この本は人類史を銃と病原菌と鉄というテーマで俯瞰する内容です。
サピエンス全史の次に読むと、すんなり頭に入ってきます。
そもそも人類はアフリカ大陸から生まれて世界中に勢力を伸ばして行ったわけですが、
文明の発達に差が生まれたのはなぜでしょう。
例えば、スペインはインカ帝国の関係を見ると
軍隊の数では不利なはずのスペインが最先端の兵器でインカ帝国を圧倒します。
なぜインカでは軍事技術の発展がなされず、スペインはそれができたのか。
要因は複雑だけど、銃・病原菌・鉄というテーマで人類の歴史を紐解きます。


SHOE DOG

ナイキの創業者フィル・ナイトの自伝です。
実はナイキって日本との関係が深いのです。
戦後、まだ混乱している日本に訪れたフィル・ナイトは一足のスニーカーに出会います。日本製のそのスニーカーを全米に広めるために
あらゆる挑戦を続けますが、とことん裏切り続けられます。
かっこいいナイキが産まれるまでに、泥臭くて資金繰りに困り続けているんですね。今から想像できません。
そんなストーリーにはまって一気に読んでしまいました。
勇気が湧いてくる一冊です。


成功はランダムにやってくる

人生の中で「これは成功したな」と思える時と「成功しなかった」と感じる時
それぞれたくさん経験しますよね。
もちろん、失敗をできるだけ減らしたいし、成功の精度を高めてゆきたいけど、
どうやらコントロールできることは限られているように思います。
では、どうしたらいいのか、答えは「成功するために数をこなせ」です。
なぜなら、成功はランダムにやってくるからです。
小さな失敗を繰り返しながら、成功の兆しが見えた瞬間フルベットするべし。


スタンフォードの脳外科医が教わった人生の扉を開く最強のマジック

これはちょっと不思議な本です。
テーマは2つ。
◆思いは叶う
◆マインドフルネス

ちょっと自己啓発ぽくて、僕の苦手なマインドフルネスに緩やかにつながって行く本なのですが、
「スタンフォードの脳外科医」とタイトルがつくと、なんか説得力あります。
あとはストーリー仕立てになっているので、頭に入ってきやすいです。
僕の感想は、信じて生きてゆけば、夢は叶うと感じることのできる本です。
文体もとても優しくて、感動的でもあります。誰にでもオススメしたい本ではないけど、
そこに沈んでいる人にそっと寄り添ってくれるような力があります。


今日はオススメの中でも、人生に課題を与えてくれるタイプの本を選びました。
はっきり言って、紹介した本の中には答えになるようなものはありません。
だけど、歴史の中や他人の成功や失敗から自分の人生に生きてくるヒントはたくさんあるように思います。
今年は読書量が多くないけおど、サピエンス全史を読めたのがよかったです。

後編はこちら

「月刊美術」に作品掲載

月刊美術の12月号に作品一点紹介していただきました。
今回の特集は、今年一年を振り返る特集です。
6月号の工芸特集で紹介していただいた流れで掲載していただきました。

作品は酒器です。
「定番の」という風にご紹介していただいていますが、今回は貝の色を変えた新作です。
木地自体は僕の定番の形でしたが、今回作った2点で木地がなくなったので、最後の作品となります。
写真ではシンプルな色合いですが、実物は赤い貝の部分が、角度によって赤から緑に変化するので
写真の印象より派手です。

2点作ったうちの最後の1点は年末、西武池袋の「うるし・うつわ・お椀展」で発表しようと思います。
ご希望がございましたら、予約受け付けますので、ご連絡ください。
メールアドレス yasu69689@hotmail.com

この酒器、制作に加飾だけで3週間みっちりかかります。
だから、作家の利益はありません。
今まで、知り合いに優先的に紹介していました。

小物制作も、実は展覧会制作と同じ工程で作っているので、
今後、作るのが難しくなってゆきます。
変な話ですが、クオリティ追求しすぎて売れても赤字になってきました。
値段を上げないのは、工芸家としての「使えるもの」としての有りように対するこだわりみたいなものです。
実用的な酒器に20万円以上はつけたくないからです。
使ってこそ美しさの真価を発揮する酒器を作りました。


数年前から少しずつ雑誌に作品を掲載していただけるようになりました。
伝統工芸の漆芸という分野は少し前だと、何かに取り上げてもらえる機会は多くなかった。
少しずつだけど、漆芸の今が伝わり始めているような実感があります。
もちろん僕のブログも伝える気持ちから書いています。
いつも本当にありがとうございます。

よかったら「月刊美術」買ってみてください!

漆の新刊 「URUSHI 伝統と革新」が発売

漆の新しい本が発売されました。
「URUSHI 伝統と革新」というタイトル。
この本は、同名の展覧会の展覧会図録として作られております。

さて「URUSHI 伝統と革新」展は現在石川県立美術館で開催されております。
石川県立美術館 https://www.artagenda.jp/exhibition/detail/2594
その後
横浜そごう美術館 
MOA美術館
と巡回します。

僕も蒔絵玳瑁飾箱「Zipangu」を出品しております。
もちろん図録にも掲載されておりますので合わせてよろしくお願いします。


以下石川県立美術館ホームページより一部転載

日本は世界に卓越する工芸の伝統を有しており、なかでも漆芸は、
日本を代表する工芸として1300年以上の永い歴史を持ち、芸術的にも技術的にも高度の発達をとげ継承されてきました。

1983年より伝統工芸の精神にそって今日の生活に即した創意ある作品を発表する場として、大場松魚・田口善国・赤地友哉・増村益城・塩多慶四郎らが中心となり日本工芸会の専門分野別の組織としての漆芸部会が第1 回伝統漆芸展を開催し現在に至っています。

そして今日、漆芸部会には蒔絵の室瀬和美、中野孝一、
髹漆の大西勲、小森邦衞、増村紀一郎、
蒟醤の磯井正美、太田儔、山下義人、沈金の前史雄、
螺鈿の北村昭斎の10名の重要無形文化財の保持者がおり、
本展はその日本工芸会の漆芸部会展である日本伝統漆芸展が第35回展になるのを記念して開催いたします。

近代漆芸を江戸時代末期から戦前までを近代の名匠、
戦後の重要無形文化財制度により伝統的工芸技術をふまえた上に新たな創作活動の重要性を強く求め日本工芸会の設立、
さらには日本伝統漆芸展の開催と現在活躍している作家を含めて今日の漆芸の世界を4つの章から俯瞰できるような展覧会といたします。

以上石川県立美術館ホームページより


「サピエンス全史」これは、、本当にオススメな本です。

書店に行くと〇〇がオススメしてる!!みたいな帯の本をよく見かけますが、
「サピエンス全史」という上下巻の本は、ビルゲイツが絶賛しているみたいです。

ちょっと難しそうなイメージの本で、しかも上下巻という分厚さ、とっつきにくそうだけど、
レビューがかなりいい感じです。

さて、この本のすごいところは、ある意味著者の超主観が入っている部分だと思うのです。
だから、「全史」とありますが、歴史書というより「物語」としてサラサラと頭に入ってきます。
例えば、上巻の前半部分に人類種は複数存在しており、それがホモ・サピエンスを残して全て地球上から消えてしまった。
その理由はホモ・サピエンスの組織力による攻勢であり、他の人類種に無くてホモ・サピエンスが持っていたのは、
物語の力だという著者の考え方。
つまり、何らかの信仰(物語)なり、信念で集団を作ることができたホモ・サピエンスは、
見ず知らずの人とも共通の信仰(物語)を元に組織を形成し戦うことができた。
一方、他の人類種、例えばネアンデルタール人などは、主に家族単位か、その集合体程度の組織力しかなく、
そのため組織力に優れたホモ・サピエンスにより徐々に勢力を弱めて、そして地球上からいなくなった。

すごく、理解しやすいですし、情景が浮かぶストーリーです。
だけど、このストーリーは作者の考え方による仮説ですよね。もちろん発掘物などから
組織の構成などの情報はあるでしょうが、彼らの社会形態を知るすべは極めて少なく、現在の結果から仮説を立てるしかないところも多々あるわけです。

しかし、僕の想像力をかきたててくれる本書は、ただの歴史書ではないのです。
全編がホモ・サピエンスという私たち人類種について書かれているので
私たち人類がどう変化してきたか、そしていかに変化してきていないかを物語のように語りかけてくれます。
つまり、美術を必要としてきた感情であるとか、
資本主義と人間のあり方とか、アートや市場性の教科書のようにも受け止められるのです。
実際、僕はこの本をビジネス書だと思いました。
そして、美術史でもあると思ったのです。

人生というのはたかだかしれた短いものですが、人類の物語から自分の生き方のヒントを得られるような気がします。
最近読んだ一番想像力を掻き立てる本でした。