展覧会に「買わなくても見に行くだけでもいいんですか?」という質問に対して「見にきてください!」と心から言うよ

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たまに
「作品買うことできないですが、見るだけでもいいですか」と言う質問があります。
僕は100パーセント本心で「ぜひ見にきてください!」と言っています。
百貨店で行われる企画展とか個展って、ちょっと入りにくい雰囲気ですよね。
店員さんに話しかけられたり、作家がいたら目線が気になるかもししれません。


実のところ、展覧会は作品を売るためだけに行っているのではありません。
僕の中では、僕が信じた世界を共有できる場所なのです。
15歳のとき蒔絵に出会って、その美しさに魅了されて、自分でも作りたいと思って歩いて来ました。
少年時代の僕には、蒔絵は光そのものでした。
長い間不登校だったから、否定されることが多い人生だったけど、
蒔絵に関わることをしている限り、全てが肯定されるように感じました。
まさに光だったから、僕はその光にしがみつきました。


そして、その気持ちを心のそこから共有したいと思っています。
綺麗事ではなくて、美は絶対に平等です。
どんな立場の人や国籍の人、性別の隔てなく視界を通して誰かに美を届けることができます。
だから、機会があったら僕の作った作品を見に来て欲しいです。


最近ツイッターを通して僕の作品を見て「涙が溢れました」と言うメッセージをいただきました。
また、「今はお金がないけど、いつか奥さんにあなたの作った箱をリングケースにしてプレゼントしたい」とメールいただきました。
売るとか、売らないとかじゃなくて、僕は誰かの心にほんの小さな光でも、そこに届けることができたのかもしれない。
そう思えるだけで幸せだったりします。
僕はプロの漆芸作家だから、作品を売ることを仕事です。
だけど同時に、僕を励ましてくれて、人生を輝かせてくれた蒔絵の輝きを一人でも多くの人に届けたいんです。それも僕の仕事です。
だから、機会があったらぜひ作品を見にきてください。

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