あと少しだけ、
最近はとにかく休みがなくて、
頭の回転が極端に落ちています。
すると、
頭に何か入れることも、
そして何か発想することも何もできなくなってしまいました。
例えば、
本も読めないし、読んでも頭に何も入ってこなくて
だから「マインドフルネス」とか「究極の休息法」みたいな本を読むんだけど
それでも「それを読むのが疲れるわ!」って感じで、途中で諦めます。
当然ながら、そんな状況では何かの発想・アイデアが生まれにくくて
自分が天日干しされたスポンジみたいな、乾いた存在のように思えます。
でも、きっとこの状況にも意味があるんですよ。
ずっと一人で作ってきたけど、作品の質を上げるために、手をかけ続けた結果
どうしても一人での制作では間に合わなくなって、チームを作って制作をするんだけど
やっぱり人間同士だから、上手くいかないことも多くて
造形を複雑化させすぎると、木地師さんに何度となく断られて、
「どうやって作ればいいんだ?」という状況になってくる。
それがものすごく苦しい。
思いやアイデアって純粋そうに見えて
実はどこかでストッパーやリミッターがかかっていて
その中で制作しているわけです。
例えば、絵画制作だったら、自然にアトリエのサイズ以上の作品は制限されるし
予算や締め切りなども、自然に考えながら作っています。(僕の場合予算と締め切りは意識しないようにしているけど、やっぱりリミットがあるから、制作は厳しくなる)
それを少しでも越えようとすると、それまで以上の重圧がかかってきます。
今はその重圧に耐えている状況で
その中でも作り続けていなければならない。
でも、この先に待っているものが見えるんですよね。
そのために、あと少しだけ自分を追い込んで作らなきゃいけないんですよ。きっと。
あと少しだけ力をください、神様。