人生は現地調達でなんとかなる

何か新しいことをしようとすると、必ず横ヤリが入りますよね。
「経験のないことをするのは危険だよ」
「誰もやったことないことはしないほうがいい」
「ぜっったい!無理!!!!」
うん。よく言われます。

それに、一緒にプロジェクトを行なっている人に言われることが
「準備がまだできていない」

僕の経験上
何か作る時に準備が完璧に整っていたことはありません。
例えば、高い評価を得た作品だって、
新しい技術や素材の使用など、決して準備万端で挑んだことはなかったんです。
それより、「目標を決めて、とりあえず走ってみる」といったぼんやりとした感じで物事をスタートさせています。
漆芸の場合、制作が長期にわたるので、その間に気持ちが折れないように真はブレないだけの準備はありますが、
細かい要素は穴だらけで出発しています。

制作に限らず、今までの制作場所の移動なども
「準備は完璧だ」と言い切れることはなく、
とにかく行動を先行させてきました。

一つ言えることは、「必要なものは現地調達でなんとかなる
ということです。
準備をしすぎると、当然スピードが落ちるので、成功も失敗も後手後手になります。
物事を始める場合、圧倒的に失敗する可能性の方が高いです、
成功はもちろん、失敗に早く気づくためにスピードは大切なのです。
さらに、成功した場合を振り返っても、その時々でどうにかなることが多く、
必要なものやことは途中で現地調達のような感じで、集まってきていました。

四月は新しく何かを始める季節です。
まず一歩踏み出して、必要なものは現地調達するような気持ちで
人生を歩んでみてはいかがでしょうか。