カメラレンズ解像度をめぐる旅

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カメラネタの記事になります。
作品撮影の理想を求めて日々思案しているところです。
おそらくこの冒険の道のりは

◯カメラを選ぶ
◯レンズを選ぶ
◯スタジオを整える
◯実践で漆の撮影を極める

という順番になってゆくと考えています。
現在はカメラを選んでレンズについてあれころ試しているところです。
レンズに関してのこだわりは、解像度と黒を美しく表現できることです。
その他に
◯マクロ撮影(細かい部分を切り抜くような撮影)
◯アオリ撮影(箱物のパースを最小限にするための撮影)
が課題です。
それぞれに専門のレンズが必要なんだけど、ブツ撮り専門のレンズはありません。
だから「花を撮るのが得意」「ポートレートが得意」みたいな特徴から
これなら漆の撮影に合うのでは?というので考えて探しています。
現在は持っているのは、昔フィルムで使っていたニコンレンズが2本(標準ズームと標準50mm)
先日購入したシグマレンズ(24-105mm撮影の標準ズーム)
そしてベローズというアオリ機構に合わせたレンズが5本

↓ベローズつけた状態


さて、調べているうちに
「ズームレンズと単焦点(ズームできないレンズ)では単焦点の方が性能良い」というのがわかってきました。
正直、そんなに差がないと思っていたから、汎用性のあるズームで事足りると思っていました。
しかし、ベローズを使って単焦点でマクロ(接写)で撮影して気づきました。
完璧にセッティングした時の単焦点の解像度はものすごい。
普通に撮影した写真を拡大したところ「顕微鏡かよ!」てくらい拡大しても
画像にボケが現れないくらい解像してしまったのです。

上の画像がそれです。
この画像は棗という手のひらサイズの蓋物をパシャりと写したものを
PC画面で拡大ボタンを連打し続けて、さらに切り取り、ブログ用に画質を落としたものです。
写ってるのは貝のパーツです、ひとつのカケラがおそらく0.5mmくらいのものです。
それを角の割れているような素材感まで表現してしまいました。


同じよにセッティングしても、ズームだとここまで拡大することはできないのです。
もうここまでになってくると、一般的な印刷物やウェブで再現できないのでは?
つまり、自己満足の領域になってきているような気もします。
ただ、その写りのクオリティに感動してしたので追求したい。


アオリ撮影については、フランジバックという、レンズが持つセンサーと接続機構の距離によるピント距離関係で
35mmサイズ(現在僕が持っているカメラのサイズ)の撮影では小さいものしかできないことがわかりました。
ただ、マクロの撮影はベローズを使い高いクオリティで作品の詳細を描くことができます。

残りの課題を克服するためにはもう一つレンズが必要になりそうです。
旅は続く。