フィリピンに旅立つ
最近自分が停滞しているような気がしていました。
制作は大好きで毎日続けてきたのだけど、
「このまま走っていて、一体どれだけ蒔絵で結果を出せるのだろうか」という思いに囚われていました。
さらに活動を加速させるために必要だと思ったのが英語です。
実は何度もチャレンジしてきました。
例えば19歳の時にニュージーランドへ1ヶ月間語学留学したことがあります。
1ヶ月の留学結果はイマイチで、
その後も色々教材を買いました。
僕の本棚にはたくさんの英語の本があります。(読んではいない。)
スピードラーニングも持ってます!(あんまり聞いてない。)
結果的に、効果はなくて、
長い間、極貧で時間もなかったから英語とは距離ができていました。
しかし、ここに来て英語が必要になる事が増えてきました。
メールで問い合わせをいただくこともあるし、
アメリカやフランスの海外ギャラリーオーナーが工房まできてくれる機会もあります。
だけど、イマイチ距離が近くならないのです。
通訳を連れてきてくれることもあるし、こちらがお願いすることもあるんだけど、
それでは信頼関係が作りにくいんですよね。
海外で活動しているアーティストや向こうのギャラリストを見ていると
日本と同じように、信頼関係が大切なんですよ。
作品のクオリティの高さは大前提として、
大切な部分は「この人と一緒に仕事がしたい」と感じられるかどうか。
少なくとも、蒔絵の市場は無いに等しいので、
関係性を作るところから始めなければならない、というのが今の実感です。
つまり、積み上げられてゆく信頼関係が必要なんだけど、
物理的な距離もそうなんだけど、気持ちの距離を近づけるには
会って話すのが一番なのだと感じます。
なので、まとまった時間を作って英語を少しでも上達させたいと思います。
舞台はフィリピン!
9/8日曜日に出発します。
当ブログはしばらく
「漆に生きる日々 ーフィリピン編ー」となります。