漆芸作家という仕事
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こんにちは漆芸作家の浅井康宏です。
漆芸と書いて「シツゲイ」と読みます。(最近ツイッターで膝芸(ひざげい)って勘違いしたというのが多いんですよね。ほんとに)
ウルシと言うともう少し馴染みがあるかもしれません。
いきなり「シツゲイサッカ」と言うと「??」と聞き返されることが多いです。
ウルシのイメージって重箱とかお椀などの食器を思い浮かべる方が多いと思います。
僕はウルシを素材に使った伝統技法の蒔絵(マキエ)や螺鈿(ラデン)を専門にしています。
箱物をメインに作っており
主に伝統工芸展などの公募展に出品したり個展で作品を発表しています。
作家の仕事とは簡単に言ってしまうと
特にオーダーされたものでも無いものをゼロから勝手に作っているとイメージしてもらえればと思います。
つまり需要があって作っているわけではなくて、
自分の思い描いているもの
今の世界に必要だと思っている美意識を作っています。
「そこに需要があるの?」と聞かれれば
「あります」と言い切れます。
僕が初めてウルシに出会った時の感動と同じ思いを、
きっと共有できるし、加速させてゆくことができると思っています。
最後に作家というと常人離れした(あまり良く無い意味で)イメージがあるかもしれないけど
わりと普通に過ごしています。
朝の9時から働いて、終わる時間は遅いけど、毎日工房で作業してます。
12時に寝て
犬と遊んだり、まあ普通です。
好きなことを仕事にしているので
毎日楽しく仕事に向かっていて幸せです。
展示情報もアップしてゆきますので
いつかどこかで僕の作品に出会ってもらえると嬉しいです。
蒔絵玳瑁宝石箱「Zipangu」