沈金の鳥毛清先生の絵本です。

沈金とは漆の表面を刃物で掘り下げて
そこに金粉や金箔を埋め込む技法です。
沈金技法は輪島が特に有名ですね。

鳥毛先生の作風は超リアリズム
細密な点彫り（無数の小さな点を彫ってゆき立体的に表現する技法）から
表現される、かわいいらしい動物が印象的です。

さて１２月４日に発売されたこの絵本ですが、
鳥毛先生の３冊目の絵本になります。
前回までの２作は、Amazonでの取扱が
ありませんでしたが
今回はネットで購入できるようになりました。

うさぎは月のゆりかごに眠る

内容は秘密ですが
沈金で描かれた絵本作品なので
黒地に金の動物たちが浮かび上がってきます。
細密に描かれた楽しい動物の絵は
とても大人っぽくもあります。

ページごとの構図もさすがだなという感じで
図録としても楽しめました。

この作品の発売にあわせて
銀座和光で鳥毛先生の個展がありました。
残念ながら会期は終了してしまいましたが
そのときに手に入れた図録をちらり

サインしてもらいました。

浅井「その絵なんですか？」
鳥毛先生「カエルだ」
浅井「鳥じゃないんですね」
鳥毛先生「そうそう」
浅井「。。」
なぜカエルなのかはわかりませんが、宝物がひつ増えました。
鳥毛先生ありがとうございました！

絵本の購入は下記にリンクから可能です。
クリスマスも近いですのでかわいい動物の絵本はいかがでしょうか。