頭の中をまとめるように部屋の中もまとめていたい。

僕はちらかった部屋がきらいです。
だいたい物が多いのが苦手で、生活の周辺には極力物を置かないようにしたいのです。
とくに、床に何かが置いてあるのがきらいで、
動線を遮られると、精神的につらいです。

かといって片付けが得意な方ではないのでできるだけ物を買わないようにしています。
食器は最小限だし、テレビ、電子レンジなど現代生活に必要だと思っていたものも
家にはありません。

美術以外の読み終わった本はすぐにブックオフにもっていきますし
着なくなった服はウエスにして、漆の汚れ落としになります。
「これ来年も着るかな?」と思ったら、まずはさみを入れて切ってしまいます。

しかし、書類の整理が下手で、とっておかないといけないカードの領収書がどんどん溜まってゆきます。
あとは、漆の道具や材料も増える一方なので、作業部屋も散らかりやすいです。
作業部屋の道具類は形も様々で、とてもまとめにくいので、収納したところが見えなくなるようにできたらベストですね。

最近読んだ本で面白いのがありました。
「人生がときめく片づけの魔法」
この手の本ではかなり高評価でAmazonレビューもかなり高めです。

テレビとかでよくある100金グッツを駆使して収納の工夫をするという系統のものではなく
とにかく、物を捨てさせます。
こちらの感情をほぼ無視して、ほとんどのものを捨てるように指事をしてきます。
結果的に、家には物がほとんどなくなる事でしょう。
つまり、片付けをしなくてもきれいな部屋になります。だって、部屋に物が無いのだから。

僕の育った家はわりと物があふれていて、それが普通だと思っていました。
東京に来て空間に価値があると言う事を知りました。
それを知ったら、自分らしい空間を作る事はとても有益だと感じました。
自分らしい自由な空間は、時間を自由にしてくれて
思考をクリアな状態に保ってくれます。

完璧にできているわけではないですが、これを徹底していると
どんどん頭も作品が洗練されていくようにも思えます。