展覧会のご案内 「奥井美奈・白岩有美・千葉 功 漆芸展」
漆芸作家の三人展のご案内です。
まず、作家のご紹介から。
奥井美奈さん
関東で活躍中の女性作家です。
個展も多数開催していている、人気作家さんです。
作品の特徴は乾漆(布と漆で造形された柔らかい形の漆器)の塗り作品が見られます。
遊び心もあり、でも生活の中にとけ込む優しい形と漆の色は、1度見たらすぐに奥井さんの作品だとわかります。
奥井さんは公募展で賞をたくさん取っていているスーパースターで、
今年は伝統工芸東日本支部展の監査委員を努めるくらいの実力者なのです。
価格もキャリアに対して割安なので、作家の漆器をお探しの方には超おすすめです。
白岩有美さん
この方にはまだ会った事がなくて、詳しい事が書けません。
作品をDMで見たところ、多素材を用いた蒔絵が得意な作家さんのようです。
DMトップが像にあるように堅実な蒔絵の仕事の中に「猫ちゃん」を登場させるあたり勘所を押さえている作家さんなのだと思います。
多分若手の作家さんでしょう。
蒔絵、卵殻(卵の殻を使った加飾技法)、螺鈿等いろいろな表現が見れると思います。
僕も楽しみです。
千葉 功
僕の短大の先輩です。といっても年代が少し離れているので在学中の接点はありませんでした。
出会いは作家になってからの「曉光展」でした。
曉光展は恩師の林暁先生の教え子のグループ展です。
そこで関東勢として、毎日ギャラリーに在廊していた時に、千葉さんも毎日来てくれました。
千葉さんは話が上手です。
「おい!作品の解説もしろよ」と言われそうですが、しません。
見に行って下さい。そしたら千葉さんが丁寧に解説してくれるはずです。
奥井さんと同じく、塗がメインの独創的な漆器が特徴です。日常使いにぴったりですよ。
(ちなみに千葉さんは、永久品質保証を公言しています。毎日使って不具合が出たら塗り直しも親切に対応してくれます。)
日常の漆器から、蒔絵作品まで美しく使いやすい漆のラインナップが期待できるグループ展となっております。
ぜひ足をお運びください。
以下ホームページより
ギャラリー田中とは
ギャラリー田中は1996年5月にオープンし、同年9月より企画展を開催しています。
主に工芸全般(ガラス、漆芸、陶芸、木工、金工、染色、人形ほか)、及び、数は少ないですが日本画、油絵等もあわせ現在まで通算約370回の企画展を開催して参りました。
若手作家の発表のみならず、キャリアのある作家の方々の新しい試みを発表する場として、これからも地道に活動を続けていきたいと思っております。
今後とも皆様のご指導ご鞭撻の程をお願い申し上げます。
会期
2016年5月23日(月)~31日(火)12:00~19:00
日曜休廊、最終日は16:00まで
住所
〒104-0061
東京都中央区銀座7-2-22 同和ビル1F
電話・FAX番号
03-3289-2495
最寄り駅
JR有楽町駅下車
日比谷口から約8分