お客様を選ぶ

いつのころからか、僕はお客様を選ぶようになりました。
尊敬できる人にか作品を持ってもらいたくなくなったんです。
最高の作品を100%満足してもらいたいんです。

もともと、無理を言ってくる人や、値引きを求められる事、小言を言ってくる人はとても少なかったのですが、そういった人との付き合いをやめました。
そして、僕の好きな人、尊敬できる人としかつきあわないようにしていった結果。。。

信じられないかもしれませんが、お客様が増えました。
さらに、ストレスもなくなり、作品も良くなりました。
なぜ作品が良くなるかと言うと、好きな人、尊敬できる人に心から喜んでもらいたいかなりリアルに思いながら作れるようになったからです。

僕の作品は決して安くは無いと思います。
物の価格からすると、高価な物作りをしていると思います。
だけど、多くのお客様は「作ってくれて、ありがとう」と言ってくれます。
感謝をするのは僕の方なのに、、

作家がお客様を選ぶというわがままを押し通した結果
作品を通して心のつながりが生まれるようになりました。
僕は僕の作品を手にした全ての人に幸せになってもらわなければ困るんです。
その人だけではなく、その幸せを何代も何代もつないでいってもらいたい。

小さな器も展覧会で受賞した大作も、それを持ってくれているお客様との出会いは、
僕にとって等しく人生の宝です。
わがままは良くないと子供のころからよく言われてきましたが、
作品を通して出会うお客様との関係はこれからもわがままでいたいと思います。

僕が犬だったら、恥ずかしいくらい尻尾ふりふりしてますよ。