納品
今日は1つ納品がありました。
肩の荷が下りましたね。
何を作っていたかと言うと、お茶で使う水差しというお道具の塗蓋です。
陶器やガラスの水差しでも蓋は漆の事が多いので、おなじみのアイテムとなるんです。
僕は基本的に注文制作を受けていないので、そういう仕事はよっぽどお得意様か、付き合いの長い人の依頼しか受けません。
しかし、金工の人間国宝の先生が毎回依頼して下さり、それはお受けするようにしています。
人間国宝の先生の作品に直接関わる仕事なので、緊張感があります。
(どの仕事も、緊張感を持ってますが、人の仕事はやっぱり違う緊張感があります。)
今日はその齟齬との納品ができてほっとしました。
自分も良い経験だし、作品を引き立てる蓋作りの工夫を汲み取っていただけるのでとてもありがたいです。
さて、このように日常的に偉大な先生方と接する機会がありますが、よく考えたらすごい経験をさせていただいているなと思うんです。
もし、僕が漆と出会っていなければ、きっと人間国宝と話す機械などなかったでしょう。
力のある人と出会い、学ぶチャンスがあるのは人生の宝物だなと感謝するんです。
そして、鰻をごちそうしていただきましたこれで夏の制作も乗り切れそうです!
納品日記でした。