0.1%ずつ自分を変えてゆく

読書量が爆発していて、1日2〜3冊読んでます。
毎度書いていますが、読書法としてオーディオがメインなのでこんなことができるんです。
オーディオ以外だとKindle(電子書籍)が主で紙の本もめっきり減りました。
それでも月に2冊くらいは読んでいます。
電子書籍は月に4冊くらいでしょうか。

紙の本とKindleを読む時間は寝る前の15分と電車移動の時間だけなので
読書ペースは早い方だと思います。どうでしょうか?

実は僕なりの速読法がありまして、何をしているかというと
ほとんどの情報を捨てて読んでます。
飛ばし読みですね。

小説なんかだとできませんが、その他の情報収集のためなら
たくさん読んでると、必要な部分とそうでない部分がわかってきます。
なので、必要ない部分は読まない、
「お、ここは良さそう」という部分を拾ってゆきます。


読書って、自分を変えるため、新しい情報を取り入れるためにあると思うのですが、
読んだ本の事なんて実はほとんど覚えていません。
たぶん0.1%の気づきやひらめきがあるくらいです。
最初からそれくらいの成果しかえられないと割り切っているので
これだけ著者に失礼な読み方ができるんでしょうね。

たかが0.1%の変化や気づきですが、確実に自分は成長します。
影響を受けちゃってます。
1冊の影響は小さくても、10冊読めば自分が1%進化したことになります。
このペースで読んでいくと、1年後には全く違う自分がいるのかもしれません。

読書は自分が選んで取り入れる情報ばかりなので、0.1%ずつでも
なりたい自分になっているような気がしますよ。


最近読んで特に面白かった本

「コンテンツの秘密 ぼくがジブリで考えたこと」
川上 量生著

ドワンゴの川上量生さんがジブリの鈴木プロデューサーに弟子入りしてコンテンツについて考えた事が書かれています。
コンテンツという大きなくくりですが、もの作りしている僕にも参考になる思考法がたくさん書かれていました。
川上さんはコンテンツを冷静に俯瞰して見つめています。その目線で制作現場を分析しているんです。

アニメーションって実写より情報量が少ないですが、ジブリの映画は他のアニメより情報量を多くしているそうです。(背景の書き込みとか、作画のこだわり等)
だから何度も見たくなる。何度も見たのにテレビで「ラピュタ」やってると見ちゃいますよね。
その情報量の多さは監督である宮崎駿さんのこだわりだったりセンスだったりするのかもしれませんが、
自然にそういう効果をえることができて、かつ分析して再現性をもたせる事ができている。
楽しむ仕組みが作られていた事になります。

残念ながらジブリの長編映画製作部門は廃止されましたが、本気でアニメーションを作っている現場を感じられる貴重な本です。
世界で戦う事のできたアニメーションが日本から生まれていたことにも改めて感動しました。