10年やってみて◯◯さんに認めてもらえないようなら、やめた方が良いと誰かが言った。

以前。僕が高校生のとき「Player」というギター雑誌を購読していました。(ずっと前に廃刊になっていると思う)
記事の中のインタビューが気になって今でも覚えています。
だけど、どのバンドの誰のインタビューだったのか思い出せません。
Playerは海外のギタリストがメインの雑誌だったので海外アーティストのインタビューだったのは確か。

印象に残ったのが
「ギターを10年やってみてお母さんに認めてもらえないようなら、やめた方が良い。」
と言う部分。
「お母さんかよ!」とツッコミを入れたくなりそうですが、
これは大切な事だと思います。

つまり、10年もの長い間何かに取り組んでいて、一番身近な人すら味方にできないようなら
才能が足りないか、努力が足りないか。その両方か。
何れにしても次の10年で多くの人の共感を得るのは難しいでしょう。
諦めろとは思いませんが、やり方や方向性が間違っているので、修正しなくてはならない部分があります。

それに気持ちの部分で、一番身近な人が応援してくれているのと反対されるのでは結果に大きな違いが出てきます。
場合によっては、反対されている事を力に変えて大成する人もいるかもしれませんが、
やはり大応援団を得て活動している方が、成功率は上がりますよね。

とは言っても、僕は反対される気持ちがわからないんです。
両親は漆芸に関して最初期から賛成してくれて、応援してくれていました。
祖父母は「現実を見ろ」ということもありましたが、最近は大応援団になってくれています。

ただ、応援してもらうためにはそれなりの根拠が必要なのも確かです。
自分がどれだけ信じていても、目に見える結果が出ていないと周囲は心配します。

漆芸という表現方法は比較的応援を得やすいのかもしれません。
まあ、どんな分野でも応援してもらうためには
自分や社会的評価が前進している事が必要です。
それも目に見えることならなお良しですね。

少年マンガの主人公のように常に戦っていて
次の敵は今より少し強いというストーリーを生きていれば、応援せざるをえない。
「頑張れ悟空!」

男ってバカですね。
いつまでたってもマザコンでマンガみたいな生き方しかできないんですよ。
お母さんに喜んでもらいたいし、将来は奥さんに喜んでもらいたくて頑張るんでしょうね。
雑誌のギタリストも子供の時に憧れたギターヒーローを追いかけてずっと生きてきたんだと思います。