下心

僕の性格的特徴
下心について。
たぶん、僕は人と接する時ほぼ下心を持っていません。
いや、例外はありますよ。
好きな人や気になる人にたいしては下心が出て、緊張します。

この下心の無さのために何が起こるかというと
誰とでも話せるのですよね。

自分の利益だけを考えて誰かと関わると当然人間関係ってうまくいきません。
例えば、僕が自分の利益だけを考えると・・・
お金持ちに会うと「作品買ってもらえるかも」
ギャラリストに会うと「展覧会企画してもらえるかも」
有名人に会うと「友達に自慢できるかも」
うん。考えただけでもイヤなやつですね。
絶対にそういう人間になりたくないですね。
そう思われたくないから話しかけにくい。

でも、僕には全く下心が無いので機会があれば人と話すのに躊躇しません。
ギャラリストの人とも話すし、
お客様とも話せる機会をできるだけ作りたいと思うんです。
有名人とは別に話す事も無いのですが、僕の業界に関係がある人に会うと話をします。

元々そういう性格だったかというと、違います。
やっぱり、下心丸出しの人間に思われたくなかったので、重要であればある人にほど話しかけられない性格でした。
ではなぜ今は違うのかというと
ブログを読んでもらえばわかると思うのですが、
僕は誰かに対して強く憧れをいだき、尊敬します。
コレクターさんやギャラリストに会ったとき話したいと思う感情は
下心ではなく、尊敬や興味だったのです。

コレクターは僕の知らない世界をたくさん知っているし
ギャラリストはお客様と1番近い人です。どういう作品をお客様に紹介したいと思っているのか、その人がどんな人なのか。
僕はすごく知りたい。それは尊敬から来る思いです。
そこでできた人間関係が仕事につながった時は、僕は作品で人を幸せにできる自信があるので、
精一杯その人のために制作をすればいいんです。
たとえ仕事につながらなくたって、僕はその人に出会えただけでかなり幸せになっているから、他に何かを求めたいとも思いません。


もし、自分の事が人見知りだと思ったり
下心丸出しだと思われたくないと感じたとき、
その気持ちは下心ではなく尊敬だと信じてみてはいかがでしょうか。
あなたは自分の事を尊敬してくれている人に話しかけられて嫌な気分になるでしょうか。
たぶん自分の事を尊敬してくれている人に話しかけられたら嬉しいですよ。きっと僕なら嬉しい。


でも。
気になる異性にはこれは無理ですよ。
その人のすべてを欲しがってる自分なんて下心の塊ですからね。
ぎこちない会話になるけど、それはそれで、、いいか。