不登校でも人生に全く影響しない事実を発見した
僕は不登校でした
小学校
中学校
この9年の義務教育期間に
合計しても3年ほどしか学校に通っていなかったと思います。
僕が小学生だった頃は
不登校という言葉も一般的ではなく
「怠け癖」と言われていました
色々な人が心配して
押したり引いたりしながら学校へ連れて行こうとしました。
でも、どうしてもそのシステムに納得がいかなくて
学校に行く事を拒み続けました。
結果的に僕がどうなったかと言うと
漆芸家になりました
学歴が無いかと言うと
四年制大学卒業の学士をもっています。
一般教養が無いわけではありません。
はっきり言ってしまえば
僕の人生に義務教育の期間
毎日学校に行く必要は無かった事になります。
もちろん
自然と楽しみながら
学校にいければ、それは最高な事だと思います
でも、その教育システムに違和感を持ちながら
黙って座っている事ができないなら
許否してもいいとおもいます。
学校に行かないと
家族という社会が全てになります。
両親と歩んできて
良かった変化をまとめてみると。
1、家族から悲観を無くす
悲観する必要はありません。
だいたいどうにかなりますし
本人も馬鹿ではないので、一生そのままでいようとは考えてないです。
2、家族以外の視線を気にしない
僕の事を一番理解してるのは母親と父親でしたので
両親が他からの意見を気にしないのが一番ありがたいです。
(これがなかなか難しい!)
3、問題を分担しない
僕の場合は母親が僕の問題担当のように過ごしていました
それではお互いストレスがたまりますので
役割分担しない。
問題は全員参加体制で取り組む
父親は外で仕事するもので母親は家庭の事
なんて古くさい考え方をしていると訳が分からなくなります。
(僕は定期的に小児科の先生のところへ相談しにいっていました
最初母親と二人で通いましたが、途中から両親参加型へ変わるように
先生の指示が出て、そこからずいぶんと楽になりました。)
4、守られている安心感
安心できる場所は必要です。
守られている感じってのは大切ですが、
守る事の本質は困難を排除することではなく
困難に対処する方法を学ぶ事だと思います。
困った事があった時、相談しやすい関係性をいつも作るという事です。
助けの求め方を知っているのも、困難に対処する方法だと思います。
5、情報をもらう
大人の方が情報収集能力が高い場合が多いので
進路の情報をもらえると助かります。
その際に、僕にとって最良の情報か
親の都合で良いと思って提供された情報かはすぐわかるので
情報提供する場合は100%相手目線で提供します。
僕の場合、吉備高原学園高等学校という学校の情報を
母親から提供されたのがとても良かったです。
以上の事は両親と築き上げた不登校時のライフスタイル
でしたが、そこまでには当然時間がかかりました。
引っ張られて学校に押し込まれた事もありますし
一日中母親と登校時から下校時まで一緒に
授業を受けるという事も試したような記憶があります。
でも、そんなことしたらさらに学校に不信感を抱くと
今は思えます。
自分の現在の状況をコントロールできる人間になる事ができれば
学校なんて必要ないと思います。
教育をチャンスだと思い積極的に取り組めるようになったきっかけは
「自由」でした
高校って少ないけど選択科目がありますよね
僕にとって、教育の中の自由はそれくらいで良かったのです。
特に教訓はありませんが
義務教育をまるまる抜かしても
人生に1ミリも影響しないと思えば
少しだけ楽になれます。
自分もいつか父親になって
家族の問題が発生した時
おおらかに真剣に向き合う事ができたらいいなと思います。
不登校のお子さんがいる親御さんも
安心して楽しく生活できれば
きっといい方向に向かうと思います。