草間弥生さんの生き方

僕はあまり草間弥生さんの事を知りませんでした。
もちろん、世界的なアーティストで奇抜な恰好をしているなど、
一般的な草間弥生像は僕の中にもあります。
少し印象的だったのは
6年前くらい
草間弥生さんの初期の作品を
川端康成の所蔵作品群の中に見つけた事です。

川端康成はノーベル文学賞作家であり、美術コレクターでもありました。
そのコレクションの中には国宝も含まれています
個人のコレクションの中に国宝って、ちょっと規格外すぎますよね。
そのなかに、草間弥生さんの作品もあるのです。
草間さんは今年87歳なので、川端康成の活躍中に彼女も活動していたことはわかります。
しかし、川端コレクションの中でもかなり異色な作品だったのをよく覚えています。

この二人の天才芸術家が一生のうちに出会い作品を納めるまでにいたっています。
いつどのような出会いをしたのでしょうか、作品だけの出会いだったのか、本人との出会いだったのかわかりませんが、
世界的な文豪が、若い現代美術家である草間弥生さんの作品に注目した経緯には興味を感じます。

来年、草間弥生さんの大規模な回顧展が東京で開催されるようです。

http://www.asahi.com/articles/ASJ9X5W6NJ9XPLZU00C.html

この記事中の草間弥生さんのコメントに心打たれました。
命がけで美術に生きてきた人の渾身の展覧会なのですよ。

美術に命を捧げて生きてきた草間弥生さんの作品を
川端康成は放っておかなかったんですね。

僕も人生を彼女のように、生きてそして死んでゆきたいと思いました。
そんな気迫のあるインタビューです。