日本の競争力はどこへ向かうのか

日本の得意分野とはどんなものを思い起こしますか?
僕は
技術力
医療
家電のクオリティ
などを思い浮かべます。
少なくとも数年前まではそう考えていました。
なんとなく、日本製は安心だと。

もちろん日本で作られた製品のクオリティは高いと思います。
しかし、最近は海外製品もかなりハイクオリティになって来たと思いませんか?

物の基準が全体的に上がってきているように思います
例えば、以前だったら家電は絶対日本製が最高!と考えていたけど
掃除機や液晶ディスプレイなど海外ブランドに押されてきていますよね。
携帯端末もPCなんて太刀打ちできる気がしない。

Amazonを見ていると、PC周辺機器なども台湾製など、
今まで見たことのなかったブランドがかなりいい製品を出していたりします。
品質や安心感を売りにしていた日本ブランドがそれを失いつつあるように思います。

失うというより、全体の基準が上がって、競争力がなくなりつつあります。

なんでだろう。

僕は、日本に元気が無くなってきているからではないかと思っています。
なんとなく、そこそこの物しか作っていればいい雰囲気がある。

いつからこうなってしまったのか。
僕ははっきりとわかりません。ただ、僕の子供の頃は
日本人力士が大きな外国人を投げ飛ばしていたし
Sonyは世界的なクールなブランドだと思っていたし
ゲーム業界は日本を中心に回っていたような気がしていました。

でも、今はそうではない。
「日本ってすごいんだな!」
「この分野では日本が一番なんだな!」って今の子供たちはどこで感じているのでしょうか。


「ナンバーワンにならなくてもいい」
「オンリーワンでいい」というのをどうしても本当だと思えないんです。

もちろん、全員が全員ナンバーワンを目指す必要はありません。
ただ、本当に活気があって、世界から注目される業界がもっとあってもいいと思うし
働くことに関する意識が全体的に上がってゆけばいいと思うのです。

ブラック企業とかオーバーワークとか
奴隷みたいに働く必要はないけど、本当に自分の目的があって
寝食を忘れて働きたいと思える環境があったり
意識が高まったらいいなと感じます。

僕は諦めたくないことがたくさんあって
それを得るためには、競争があり
時には誰かを押しのけてでも取りに行かなければならないと思います。
下品に見えるかもしれないけど。

みんな仲良く横一列に上を目指してゆくことはできないです。

日本はどんどん休日が増えているけど
もう少し働いたほうがいいんじゃないだろうか。

だって、気づいたらこんなに世界との競争力がなくなっているんだから。
日本は経済成長を成し遂げて、これからは緩やかな成熟期になってゆくのだろうけど
もう少し元気があってもいいと思ってます。