漆は温度と湿度が硬化に影響をあたえます。
重要なのは高い温度と、高い湿度（湿度が高い方がよく乾くのです！）

いまの時期の関東って
寒くて乾燥しています。

ということは、漆にとってとても乾きにくい季節なのです。

漆風呂（漆を乾かすために高温多湿を作る木製の扉付きの棚みたいなもの）
にたくさん水を撒いて、暖房をつけっぱなしにしても漆は思うように乾いてくれません。
冬場の漆の作業はとても難しいです。

なので
かれこれ何週間も暖房をつけっぱなしです。
すると、僕と建具が悲鳴をあげ始めました。
まず、道具を入れている小箪笥の立て付けが悪くなり、、
漆風呂も内部と外の湿度差で扉が開きにくくなり、
そして、僕のくちびるがものすごく乾燥して来ました。

温度を上げているのに、漆の乾きも悪いので
対策として加湿器を購入することにしてみました。

人生初の加湿器。
いったいいくらくらいのものなのだろう。
ドキドキしながらアマゾンで検索すると
「思っていたより安い！」
一万円以上するものだと思っていたけど、
数千円で買えるようです！

しかもおしゃれな製品も多い。

個展までかなり酷使する予定なので
使い勝手と長時間使用に耐えれるものを探していると

卵型の可愛いコヤツを発見。
値段も手頃だし
なんといっても
3.5Lの容量をもっていて
36時間以上継続稼働してくれるらしい！

それがどれくらいの実力かは知らないけど
一日に何度も水を入れていたのでは作業にならないので
個展までの相棒としてこの製品を購入することに。

到着してみると
思ったよりコンパクト
「これで3.5Lも入るの？」
と思って水を入れると、かなり入る。

スイッチを入れてみると
入れた瞬間から勢いよくミストを吐き出します
どうやら加熱式？と超音波式というのがあるらしく
この製品は超音波式だから、とにかく反応が早いみたい。

笑顔の口から勢いよくミストを噴射してます！

加湿器を入れてから二日になりますが、くちびるが潤い
建具の調子が元に戻りつつあります。

冬の関東は乾燥しやすい上に暖房でさらに乾燥するので
加湿器おすすめです。