京都に来てみて思う事

京都での生活と制作が始まっておよそ2週間。
まだまだ工房は整理がついてなくて
今まで通りに作業ができるスペースには仕上がっていません。

しかし、ぼちぼち段ボールも開き始めて、道具たちも一応あるべき場所に収まり始めています。

実はこちらにきてからの来客が多くて、先週はほぼ毎日美術関係の方やお客様が工房に遊びにきてくれていました。

まだ不足だらけの工房で恐縮ですが、それでも誰かが訪ねてきてくれるのは嬉しいものです。
一刻も早く工房をまとめたいと思います。

さて、先日工芸を学ぶ学生さんからメールをいただきました。
図録のご所望と僕の作品の感想を丁寧に綴ってくれていました。
はっきり言ってチョー嬉しい!
だって、常々僕の仕事は「最高の作品を最高の形で伝える事だ」と考え、実行してきたので、漆を志す若い人に感想をいただけるのは、とても嬉しい出来事なのです。

1人でも多くて漆に携わる人を増やしたい。だからいろんな方法で発信するし、できるだけ多くのスタッフと協力して作りたいと思うのです。
将来的に漆が好きだと思う人が、ずっと漆を続けられるといいなと思います。

作品を中心に漆教室などで、より多くの人を漆に巻き込んで京都から海外に発信できたらと思います。