買い逃した作家
よく書いて来ましたが、
作家が他の作家のコレクションをすることについて。
毎年一定の作品をコレクションして来ましたが、
これまでに、悔しい思いもして来ました。
どういうことかというと
あの時は安かったのに
今は高くなっちゃって買えなくなった作家さん。
当然、僕は弱小コレクターだから
いい作家の作品を買えるチャンスは最初の個展か
二度目の個展まででした。
今なら少しコレクションにお金を使えるけど、
それでも買えるのは30万円くらいです。今の所出せて50万円くらい。
作品のコレクション自体は12年くらい前から続けているので
コレクターとして市場を見て来た時間も10年を超えているわけです。
その中で、買い逃した作家も多くて
「あの時もう少しお金があればな。。」と思うのです。
しかし、食うのにも困っていたので仕方なかったのですが、
買えなくて後悔している作家さんを少し書くと、、
池永康晟さん
言わずと知れた現代美人画の旗手ですが
池永さんの作品は10年んくらい前から美術雑誌で見ていました。
現在では価格面でも僕の予算では購入できないと思いますが、注文が入りすぎていて普通に買えない作家さんだと思います。
「あの時お金があったらな。。」
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— Art Annual online (@ArtAnnualonline) 2017年7月14日
野口哲哉さん
ポップなサムライたちがリアルに表現された野口さんの作品
初めて見たのは二十代前半のアートフェア東京だったと思います。
ある画廊のブースに異様な存在感のあるサムライの作品。
すでに赤丸(売約シール)がついて購入できなかったけど、クオリティはその時から異常でした。
今の価格帯はわからないけど、買い逃した作家の一人だと思って悔しいです。
池田学さん
今話題のペン画作家です。
ミズマアートギャラリー所属の作家さんで、アートフェアにミズマアートギャラリーが出ている時に
「池田学さんの作品価格帯を教えてください」と聞いたことがあります
「小さい動物画が今だと35万円くらいですね」との回答でした。
それが5から6年前でしょうか。
「ただ、今、池田さん海外で大作を描いてるんですよ」とのこと
それが、話題の「誕生」でした。
「誕生」は佐賀県が1億3000万円で買い上げたと話題になったように
池田さんの作品価格も現状では僕の手が届かないものになっているでしょう。
このように買い逃してしまった作家の作品はとても多いのですが、
「いい時に買った」と思える作品もたくさんあります。
これからそれぞれの作家がどのような表現で戦ってくれるかわかりませんが
コレクターとして応援しているし、僕自身も誰かの「買えてよかった」作家になれるよう日々努力しています。