漆のおすすめ本 東京国立近代美術館 「近代日本の漆芸」入手難易度★★☆☆☆

僕が漆芸に強烈に憧れた高校時代に出会った図録です。
高校の図書室に数冊だけあった漆関連の図録の一冊で
近代漆芸の代表作が一堂に見られます。

この図録はどうやら同じタイトルの展覧会あり、そのとき発行された図録のようです。
内容的に漆芸ファンならたまらない展覧会だったのではないでしょうか。

ソフトカバーとハードカバーの豪華版があります。
僕がもっているのは豪華版ですが、
参考的にたびたび見たいと思うので、
ソフトカバー図録も買い足したいような名作図録です。

この図録を見ていた高校生の時
図版の中の松田権六作品があまりに多いので
状況は全く知りませんでしたが
「松田権六って人はさぞかしすごい人なんだろうな」という印象を強く受けました。
あとは明治の技巧から、昭和の時代性への移り変わりもぼんやりと感じました。

この図録のすごいところは
技術記録の手板が多数載っており
工程にかんしても詳しく解説されているところです。
高度な技法の教科書にもなる図録なのです。

蒔絵、キンマ、沈金、髹漆
伝統工芸展の作家から日展の作家、無所属の作家まで作品まで
近代の漆芸を幅広く紹介してくれていて、とにかく漆が好きな人におすすめです。

一般の本屋ではもう入手できない本ですが
古書はよく出回っており、状態の良いものが手に入ります。
Amazonにも古書出品がありましたので
リンクを貼っておきます。

こちらはハードカバー少し高めです。
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こちらはソフトカバーお買い得ですね。
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