展覧会のご案内 「第33回 日本伝統漆芸展」

蒔絵箱「青い光」の出品展覧会情報です。
お時間ございましたらよろしくお願いします。

僕は二日間在廊しようと思います。

1月15日(金)13:00〜16:00
1月23日(土)13:00〜16:00


今回の伝統漆芸展では

毎週日曜日に仕事の手伝いにきてくれている
後輩の河村岳大(かわむらがくた)さんが新人賞を受賞しました!

乾漆溜塗盛器「濤声」

乾漆溜塗盛器「濤声」

河村さんは、初出品、初入選、初受賞という快挙をやってのけました。
一見地味に見える盛り器ですが、乾漆技法という
布と漆でボディーが作られていて、軽くて丈夫です。
造形も複雑で、研ぎの仕事がとても難しいのです。

注目していただきたいのは、塗りです。
溜め塗りという塗り方で、1度朱の漆をきれいに仕立ててから
飴色の漆を何度も塗り重ねてゆきます。
この塗り重ねのときにムラが出やすいのですが、丁寧に仕上げられた溜め塗りは見事です。
優しい飴色の溜塗りの下に見られる、朱色が器に豊かな表情を与えてくれます。

漆は時間が経つほど透けてきて、発色が鮮やかになるという特徴があります。
河村さんの作品 乾漆溜塗盛器「濤声」は上質な日本産の漆を何度も塗り重ねてあります。
時間の経過とともに、奥に見えている朱色がより鮮やかにみえてくる、表情の変化も楽しみな作品だと思います。

以下西武池袋サイトより

 


 

第33回 日本伝統漆芸展

■会期:2016年1月13日(水)〜26日(火)
■会場:6階(中央B7)=アート・ギャラリー、6階(中央B8)=西武アート・フォーラム
■主催:公益社団法人 日本工芸会
■後援:文化庁、東京都教育委員会、朝日新聞社、公益法人岡田茂吉美術文化財団
■お問い合わせ:アート・ギャラリー/03(5949)5348<直通電話>、西武アート・フォーラム/03(5949)5276<直通電話>
※最終日1月26日(火)は、当会場のみ午後4時にて閉場いたします。
日本が世界に誇る伝統工芸としての「漆芸」は、古くから高度な技術と芸術性を維持しつつ発展してきました。本展は数多くの作家たちが、その技と高い美意識を競う本格的漆芸展として33年の歴史を積み上げてまいりました。
会場には9名の人間国宝による熟達した逸品作品をはじめ、若き漆芸作家の意欲作まで96名の作家による97点の作品を一堂に展示いたします。
https://www.sogo-seibu.jp/ikebukuro/kakutensublist/…