アイデアを生み出す方法

作品を作るために
いつもなにかヒントになるものは無いかと探しています。
作りたいものが行列になって待っている状態が
自分にとって理想とする制作姿勢の元になります。

1日1つはアイデアを生み出して、記録しています
これで常に作品アイデアが行列になります。
しかし、自分も毎日変わってゆくので、
ストックしているアイデアが古くなったり、
作る気持ちが失せてしまう事もあります。
そういうアイデアはどんどん省いてゆきます。

すると、直近のアイデアが残ります。
たくさんのアイデアを考えてストックしておいても
けっきょくのところ一番新しい自分のアイデアを採用する事がおおいです。

では、なぜ毎日アイデアを生み出すかと言えば
それは筋トレのようなものだと思っています。
筋力と同じように、発想も鍛えておく必要があると
松田権六の著書に書いてありました。

しかし、毎日違ったアイデアを思い浮かべるかと言うと
そう簡単なものではありません。
僕は、アイデアは一体どこから来るのか
科学的な側面から調べたいと思いました。
また、より効率的にアイデアを生むための習慣についても調べました。

すると、アイデアとは既存の情報のオリジナルな組み合わせであるという事に行き着きました。
つまり、何も無いところからアイデアが生まれてくるわけではなく、
自分の中に既にある情報を独自の視点で組み合わせる事が発想の原点である事を知りました。

考えてみれば、うなずけるようなきがします。
iPhoneができたときその独創性に驚きましたが、
スマートフォンもすでにあったし、タッチパネルも新しい技術ではない
その独創的な生活スタイルの提案が世界にインパクトを与えたのだと思います。

アイデアを生むためには、たくさんの情報を頭に詰め込んでおいて
ふとしたきっかけで、その情報たちが化学反応をおこしてくれるのを待つ作業です。
待っても出てこないときはもがきます。
自分の好きな物をたくさん見て、なんでこれが好きなのか
理論的に分解します。
その分解されたエッセンスと自分の中にある情報を組み合わせて新しいものを発想します。

毎日毎日、ばかばかしいものや現実的でないものを考えて、1年のうちいくつかは
物になりそうなアイデアが現れます。
打率はものすごく悪いですが、僕にはその方法が合っているので
ライフワークの1つとして続けようと思います。

アイデアに困ったときには読書がおすすめです。