僕の好きな作品ランキング 1〜5位(日本美術編)

僕の好きな作品を勝手にランキング形式で紹介します。
画像は物故者の作品は画像とリンクで、存命作家は
リンクで紹介します。


 

第一位
長谷川等伯
「松林図屏風」
東京国立博物館
http://www.tnm.jp/modules/r_collection/index.php?controller=dtl&colid=A10471
スクリーンショット 2016-01-24 09.33.23
いきなり漆じゃないけど、この作品はすごいです。
自分の心の中の静かな風景がそこにあるような気がします。
桃山時代から人間の心の中は何一つ変わっていないですよね。きっと同じような風景をみて感動して、生きて描いていたのだと思うんです。
長谷川等伯は北陸から都に出てきて一代で桃山時代の代表的な画家になりました。その行動力と全ての評価を得た後の、画境は神の領域としか言いようがありません。
東京国立博物館でだいたい年に1度展示されると思います。


 

第二位
正倉院御物
「金銀鈿荘唐大刀」
http://www.weblio.jp/content/金銀鈿荘唐大刀
スクリーンショット 2016-01-24 09.43.45
正倉院御物の代表的な作品です。
最古の蒔絵技法と言われる「末金鏤 (まっきんる)」が見れる
漆芸史にとってもとても貴重な作品です。


 

第三位
「沃懸地浮線綾螺鈿蒔絵手箱」
サントリー美術館
http://sma-collection.suntory.co.jp/detail.php
スクリーンショット 2016-01-24 17.59.45
鎌倉時代の手箱です。
丸い模様が連続していてかわいらしい印象ですが、実際は思っていたより大きくて、圧力があります。
保存状態もよく、圧倒されます。


 

第四位
松田権六作
「槇蒔絵二段卓(まきまきえにだんしょく)」
http://www.nihonkogeikai.or.jp/work/9303/49051/?exhibition_flag=1
スクリーンショット 2016-01-24 18.05.27
文化庁の記録映像に制作工程が紹介されているこの作品
複合的な技術を用いて作られていて、記録映像を見ながら感動しました。
漆の事を知り尽くしている松田権六にしか作れない作品でしょう。
憧れの作品の1つです。


 

第五位
赤塚自得作
「四季草花蒔絵提 箪笥」
三年坂美術館
スクリーンショット 2016-01-24 18.11.57
明治の超雑技巧の中で一番好きな作家が赤塚自得です。
赤塚自得の中でも好きなのがこの作品です
これでもか!ってくらい技術がてんこもりなのに、とても上品で静かにさえ見えます。
到達したい境地の1つ
ああ、憧れます。


 

いきなり一位から漆じゃない作品をあげると言う
迷走ランキングですが日本美術でベスト10まで
勝手に紹介しようと思います。
六位から十位はまた明日。