33年間生きてわかったこと。

今日は33歳の誕生日です!
実は一番始めに祝ってくれたのがTwitterでした。
昨日深夜に温泉に行って、帰りにTwitterを開いたら「おめでとう!!」と言ってくれました。
うーーむ。微妙!!

33年間生きてきてどんな実感があったのか。
僕の実感としては「人生は捨てた物ではない」といったところ。

人生ってすごく不平等にできています。おまけに大人になると
ずっと教えられてきた「流した汗はウソをつかない」みたいなかっこいい格言がウソだった事に気づきます。
政治家は税金をつかって豪遊してるし、芸能人は不倫ばかりしてるし、スポーツは八百長だし。。。

でも、でもですよ。そんなことどうだっていい。
人生は捨てた物ではないと思えるんです。
生まれ落ちた瞬間から不平等な人生ですが、求めればチャンスにたくさん出会う事ができます。

僕は感謝しています。
僕が漆を続けられている事の幸運を。
よくかんがえたら、一般家庭出身の僕が蒔絵師という仕事を続けられているのは奇跡です。
少しでも時代が前後していたら、金や漆といった高級素材を使う芸術分野に一般人は踏み込めません。
その第一線で作品を発表し続けられるのはこの国と時代のおかげです。

それに、今日たくさんの人からFacebookにお祝いのメッセージもらいましたが
ほとんどすべて、漆を通して出会った人たちからのメッセージでした。もちろん漆と出会う前からの友人からもメッセージもらいましたが、彼らもきっと漆をやってる浅井君という認識を持ってくれていると思います。

冗談抜きで僕は漆に出会えて本当に良かったと思います。
そして漆を通して出会えたあなたにとても感謝しています
バカみたいかもしれないけれど、これが33年目の誕生日に感じる本心です。
だから、明日も生きて作りますよ、最高の作品を!
どうもありがとうございます。これからもよろしくお願いします。